
ビーズクリエイトの伊藤です。
スマートフォンがすっかり普及したため、ほとんどの人がネット利用時にPCではなくスマホを使うようになりました。
23年の統計としてはネット利用時の端末はスマホ利用率が72.9%とパソコンで情報収集する層とすっかり逆転しています。
[総務省調べ:soumu.go.jp]
Googleは数年も前から「モバイルファーストインデックス(Mobile-First Index)」という仕組みを導入しています。
ただWEB業界に関わっていないと言葉を聞いても「なにそれ?」と思う人は多いのではないでしょうか。
今回はモバイルファーストインデックスとはなんぞやから、対応していない場合のリスクと対応策を紹介します。
もし、自分のWEBサイトが対応できていなければ、見直しのきっかけになればなによりです。
モバイルファーストインデックスとは
モバイルファーストインデックスとはGoogleが検索結果を決定する際に、PC版のWEBサイトではなく「モバイル版のWEBサイトを基準に評価する」という仕組みです。
これまでGoogleはPC版のWEBサイトが検索結果に並ばせる考えで検索順位を決定していました。しかし、スマートフォン利用者が増えたことで、ユーザーが実際に閲覧するようになる「モバイル版のWEBサイト」を評価の基準に変えました。
例えばPCで見た時のWEBサイトでは情報が充実していても、スマホで見た時のWEBサイトは見づらかったり情報が少ないなどの差があると、WEBサイト自体の検索順位が下がる可能性があります。個人だけではなく、売上や採用応募などに直結しやすいのでWEBサイトを持っている企業にとっては重大な問題になります。
モバイルファーストインデックスに対応しないとどうなる?
もしWEBサイトがモバイルファーストインデックスに対応していなかった場合は、以下のようなリスクがあります。
1. 検索順位が下がる
Googleの検索結果は上述のような目線で判断されているため、モバイル版WEBサイトの有無と出来で評価されます。
モバイル向けにWEBサイトが適切に表示されていないと検索順位が下がるため、検索からのWEBサイトへの訪問者数が減少します。
2. サイトに訪問したユーザーの離脱率が上がる
スマートフォンでWEBサイトを閲覧した時に見づらい・使いづらければ、見切りを付けられて離れられるリスクが増えてしまいます。
・文字が小さくて読みにくい
・ボタンが押しにくい
・ページの読み込み速度が遅い
一例として上記のような問題を抱えたWEBサイトだと訪問者はストレスを感じるので良くないです。
さらに悪い点として競合他社がモバイル対応をしっかりしている場合、ユーザーがそちらに流れるリスクが高まります。
3. 新規顧客の獲得が難しくなる
統計は冒頭に載せたとおりで、今後はさらにスマホ利用者の比率は偏っていくと思います。
生まれた時からスマホなどに触っているようなデジタルネイティブ世代には特に「スマホで見づらい」WEBサイトに対する拒否感が強いことが懸念できます。
つまりしっかりとスマホ対応をしていないWEBサイトは今後の若年層のサイト訪問のチャンスを潰してしまいます。
モバイルファーストインデックス対応のために必要なこと
リスクについては上記のとおりです。もちろん現状からの対応策もありますので紹介します。
1. レスポンシブデザインを採用する
レスポンシブデザインとは、PC・スマートフォン・タブレットなど、どのデバイスでWEBサイトを表示しても適切に表示されるようサイトを設計する手法のことです。
使っている端末の画面サイズに合わせてWEBサイトのレイアウトが自動で変化するため、今の時代のWEBサイトでは絶対に押さえたいところです。
2. モバイル版のコンテンツをPC版と同じにする
モバイルファーストインデックスはモバイル版のWEBサイトを基準に評価します。そのため、モバイル版とPC版でコンテンツ量が異なると、Googleが正しく評価できなくなる可能性があります。
これは簡単に解決できる方法があり、上記のレスポンシブデザインでWEBサイトを作ればいいだけです。
PC用とスマホ用にWEBサイトをそれぞれで持つのは管理と運用でコストが2サイト分と嵩みますし、情報更新のたびに2サイト分の作業が必要なので情報反映のスピード感も悪くなります。
3. ページの読み込み速度を向上させる
Googleは検索順位に反映させるためのWEBサイトの評価基準を色々と持っていますが、WEBサイトを見ている時のページの読み込み速度を重要視しています。
読み込みが遅いとユーザーに優しくないという判断基準です。やろうと思えばどこまででもできるのですが、コスパの良い改良点はこんな感じです。
・画像データを軽量化する
・使っていないスクリプトは削除してデータ読込量を減らす
・マシンパワーを使うような過剰なアニメーションなどの使用を控える
4. スマホでタップしやすいデザインにする
スマートフォンで操作しやすいデザインのWEBサイトにすることも重要です。
ボタンやリンクは指で押せる適切なサイズにし、また誤操作を避けるためにボタンの間は距離を話すなどの気配りをします。
WEBサイトの集客を考えるならモバイルファースト対応を!
検索エンジンは既に「モバイルファーストインデックス」に完全移行しているため、個人も企業も運用しているWEBサイトが「スマホでの閲覧」を前提として最適化されていないともう評価されない時代になっています。
繰り返しますがWEBサイトがモバイルファーストインデックスに対応できていないとリスクがあります。
・検索順位の低下
・ユーザーの離脱増加
・新規顧客獲得の機会損失
これを防ぐためにレスポンシブデザインの導入、ページの読込速度の改善などは既に必須の時代となっています。
今のWEBサイトがモバイル対応できているか、一度確認してみてはいかがでしょうか?もし対応できていない場合は、早めにリニューアルを検討することをおすすめします。
あなたのWEBサイトが、より多くのユーザーに快適に利用され、ビジネスの成長につながるよう、ぜひこの機会にモバイルファーストインデックスの対応を進めましょう!
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