【スプレッドシート】定時なら白星、残業なら黒星。よく使う(気がする)関数を使った終業時間星取表

私の妻は、外見がのんびりしたタヌキで中身は世紀末覇者のラオウです。
付き従うのが一番です、ヤマモトです。

先日、共働きのラオウからある指令が下りました。

「決めた時間に仕事が終わることを意識するための何かを作れ」
「時間に負けっぱなしで腹が立つ」
「面倒だったらワシは続かん」

という要件だったので、いつも仕事で使っているスプレッドシートの資料を流用して、
「できた」「できなかった」を記入するだけで集計してくれるテンプレートを作りました。

「カレンダーを作って何かを数える」時に使われやすそうな設定や関数のサンプルに良さそなモノができたので、たいしてユニークな内容ではないものの、せっかくなので世界中にばらまいてみることにします。

【サンプルダウンロード】
終業時間 星取大相撲

相撲的な体裁になったのは、カミさんの「就業時間に対して勝ち越したい」という怨念のような一言を受けて、弊社の所在する東御市ご出身である相撲史上最強の力士にあやかったためです。

では以下、サンプルの詳細。

 

 

【日付を自動化】
日にちを、1日から30日やら31日までちまちま入れるのも、ズリズリってやってダーってやるのも毎回だと面倒なので・・・

1)見出しとなる部分に基準となる年月日を入力し、「表示形式の詳細設定」で月だけが表示されるように調整。

111

2)で、1日目は基準となる年月日からそのまま参照し、2日目以降は左隣のセルに+1して「日にち」が並ぶようにしました。
※開始日が変動するときに便利。
 =A6   =C6+1

222 333
見た目的に「日」しか必要ないので、先ほどの「表示形式の詳細設定」→「その他の日付や時刻の形式」で調整

 

 

【曜日を自動化】
曜日は対応する年月日(表示は日だけ)を見に行って算出/表示できる関数で対応。
 =TEXT(セル,“ddd”)

444
ちなみに、dの数で表示が変わります。
サンプルはdが3つですが4つ、”dddd”にすると表示が「●曜日」になります。

 

 

【指定した曜日の着色を自動化】
個別に土日を塗り直す手間が省けるため、感動的に楽になります。
メニュー → 表示形式 → 条件付き書式
=(セル:範囲=”土”)

555
日曜日も同じ感じです。

 

 

【入力を選択式に】
「面倒だったらワシは続かん」と仰せになっておられたので。
メニュー → データ → 入力規則

666

表の使い方を説明している星マークは、これを設定するためのものでもあります。

 

 

【入力された箇所だけを数える】
「就業時間に対して勝ち越したい」とも仰せになられていたので、星マークを数えないわけにはいきません。
再三ながら「面倒だったらワシは続かん」なので、おそらく自分で計算してくれないでしょう。
と、いうことで入力があった箇所を合計してくれる関数を。
 =COUNTA(ほにゃらら
777

 

 

【入力されたものから任意の文字列だけを数える】
さらに、勝ち負けをそれぞれ別に算出してくれるよう、=COUNTAとは似て非なるこちらを。
 =COUNTIF(なにがし

888
うまく、白星マークだけを数えています。
黒星も同じ式で数えます。

 

 

【集計結果】
こんなに解説した割には、ありがちな集計結果が得られます。
999

はい、以上でーす。

カミさんに納めたところ、大変喜んでくれました。
誕生日プレゼントをあげそこなっていたので、これで許していただこう。

ですが・・・数日経った頃に「調子はどう?」と聞いたところ、
「なにが?」という返事が返ってきました。
勝敗どころかシートの存在も忘れていたようです。

【改めてサンプル】
終業時間 星取大相撲

【史上最強の力士はこちら】
雷電為衛門

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