
Discordはビジネスにも使える?メリット・デメリットと活用事例を紹介
VC(ボイスチャット)ツール、何を使っていますか?
2025年、ついにSkypeのサービスが2025年5月5日に終了することが発表されました。
かつてはビジネスシーンでも定番だったSkypeで、私も何度もお世話になったものです。
しかしZoomやGoogle Meetといったツールの台頭により、利用者は減少。
今回の発表を受け、「じゃあ、次は何を使えばいいの?」と考えている方もいるかもしれません。
実は最近、仕事でDiscordを使う機会がありました。
Discordといえばゲーマー向けのボイスチャットツールというイメージが強いですが、チャンネル機能やボットの活用など、ビジネスでも役に立つ一面も持っています。
では、Discordは本当にビジネスで使えるのか?
メリット・デメリットを整理しながら、実際の活用事例も交えて解説します!
Discordはビジネスでも使える?メリット・デメリットを解説
様々なVCツールの登場する中で、Discordがビジネスで使えるのか?という興味を持った人がいるかもしれません。
結論から言うと、用途によっては十分に活用可能です。
特に、小規模なチームやフリーランスのやり取りには適している面もあります。
では、具体的にどんなメリット・デメリットがあるのかあげてみます!
Discordの特徴とビジネス利用のメリット
チャンネル&スレッド分けで会話が整理しやすい
Discordでは、プロジェクトごとやチームごとにチャンネルを作成できるため、話題が混ざりにくくなります。
また、アップデートで「スレッド機能」も追加され、Slackのように特定の話題ごとにやり取りを整理することが可能になりました。
無料でも十分に使える
ビジネス向けのツールは有料プランが必要なことが多いですが、Discordは基本無料で利用可能です。
大容量のファイル送信は制限がありますが、テキストチャットやボイスチャットなどの主要機能は無料でも問題なく使えます。
ボイスチャンネルで気軽に通話できる
会議のたびにリンクを発行する必要がなく、ボイスチャンネルに入るだけで通話ができるのも便利なポイント。
急な打ち合わせや、短時間の相談にも適しています。
画面共有も簡単
画面共有機能がシンプルで、すぐに相手と画面を共有して説明が可能です。
通話中に複数のメンバーがそれぞれ画面共有できるのも特徴です。
メンション機能やBotの活用で便利に
“@個人”宛だけでなく、メンバーをグループ分けすることで“@グループ”で呼び出したり、リマインダーBotを導入したりすることで、業務の効率化も可能です。
様々なbotにより、カスタマイズの自由度が高いのも魅力です。
ビジネス利用の課題
一方で、ビジネス用途で利用する際の課題もいくつかあります。
企業向けのサポートがない?
ZoomやSlack、Microsoft Teamsのように、企業向けの専用プランやサポート体制が整っていないのが難点です。
システムトラブルが起きた際に公式サポートへ迅速に問い合わせるのが難しい場合があります。
管理者がしっかり設定しないとチャンネルが荒れる可能性
Discordはオープンなコミュニケーションに適していますが、設定を適切に行わないと不要な通知が多くなったり、情報が整理されにくくなったりすることがあります。
特に、メンバーの権限設定やルール作りを怠ると、業務用としては使いにくくなる可能性があります。
このように、Discordはビジネスでも活用できる要素が多い一方で、運用の工夫が必要な部分もあります。
次は、実際にどのような活用事例があるのかを見ていきます!
こんな使い方ができる!ビジネス活用の事例
Discordはビジネス向けツールとしてのイメージがあまり強くないかもしれません。
しかし、最近では企業や開発者コミュニティの場として活用されるケースが増えています。
具体的にどのような使い方があるのか、事例を交えて紹介します。
小規模チームやフリーランスのコミュニケーションツールとして
フリーランス同士のコラボレーションや小規模な開発チームのコミュニケーションにおいて、Discordは非常に便利です。
✅導入しやすい → 基本無料なので、コストをかけずにすぐに利用できる
✅気軽に通話できる → ボイスチャンネルを開けば、リンクを発行する手間なくすぐに会話可能
✅チャンネル分けができる → テキストと音声を使い分けながら、タスクごとに話題を整理できる
特にフルリモートのチームや、副業でプロジェクトを進めるようなケースでは、SlackやTeamsよりも手軽に導入できるツールとして選ばれることもあります。
企業の公式コミュニティとしての活用(Adobe・Googleの事例)
最近では、企業が公式コミュニティの場としてDiscordを活用する動きも広がっています。
Adobe(クリエイターコミュニティ)
Adobeは、Adobe Stock、Adobe Expressなどのユーザー向けに公式のDiscordコミュニティを開設しています。
ここでは、ユーザー同士がデザインのアイデアを共有したり、Adobeのスタッフが直接質問に答えたりする場として機能しています。
Google(デベロッパー向けの公式Discord)
Googleも、一部のデベロッパープログラム向けにDiscordを公式の情報交換の場として採用しています。
例えば、Googleの開発ツールを利用するエンジニア向けのサーバーが用意され、最新情報の共有や、開発者同士の交流の場として活用されています。
これまでこうした技術系コミュニティはSlackやフォーラム形式が主流でしたが、リアルタイムでの交流がしやすく、気軽に参加できる という理由で、Discordを採用する企業が増えてきています。
社内のサブコミュニケーションツールとしての活用
完全に業務用のツールとして導入するのではなく、社内の雑談やサブコミュニケーションの場として活用する企業もあります。
- 雑談チャンネルを作り、社員同士の交流を促進
- リモートワークの孤独感を軽減する場として利用
- 趣味や勉強会のチャンネルを設け、社員同士の知識共有を活性化
特に、SlackやTeamsのフォーマルな雰囲気とは異なり、カジュアルに使える点がメリットです。
フルリモートの企業では、「Zoomを開くほどでもないけど、誰かとちょっと話したい」という時にDiscordが活躍するケースもあります。
このように、Discordは単なるゲーム向けツールではなく、ビジネス用途でも活用の幅が広がってきています。
まとめ:Discordはビジネスにアリ?ナシ?
ここまで、Discordのビジネスでのメリット・デメリットや、実際の活用事例を紹介してきました。
では、結局のところ、Discordはビジネスに向いているのでしょうか?
Discordはこんな人・チームにおすすめ!
✅小規模チーム・フリーランス → コストをかけずに手軽に導入したい人向け
✅開発者やクリエイターのコミュニティ運営 → 企業の公式コミュニティ運営にも適している
✅リモートワークのサブツールとして → 雑談やチームのカジュアルな交流の場として活用できる
逆に、こんなケースでは注意が必要!
⚠ 大企業での本格的なビジネス利用 → 企業向けのサポートやセキュリティ体制が整っていない
⚠ 厳格な管理が必要な業務環境 → しっかりと設定しないと情報が乱雑になる可能性あり
最終結論:「用途次第では十分アリ!」
SlackやMicrosoft Teamsのようなエンタープライズ向けのツールと比較すると、企業向け機能は少ないですが、「小規模チーム・フリーランスの業務連絡」や「コミュニティの場」として使うなら、Discordは十分に活用可能なツールと言えます。
Skypeの終了で新たなVCツールを探している方は、まずは試しに導入してみるのもアリかもしれません!
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