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WEBサイトから送られる営業メールの減らし方

ビーズクリエイトの伊藤です。
WEBサイトに問い合わせフォームから営業メールが大量に送られて、重要なメールのチェックが大変になるなど困るケースはないでしょうか。
10年以上、WEBサイトの保守業務をしてきた経験から、対策してみて効果的だった営業メールの減らし方を紹介します。
メール受信画面をスッキリさせて、毎日のメールチェックに掛かる時間を減らして下さい!

手法1:お断り文の追加

営業する側が企業にメールを送る場合は2つしかありません。
メールソフトで指定のアドレスに送るか、WEBサイトのメールフォームから送るかです。
メールフォームの入力画面に『営業お断り』の文言追加は単純ですが効果があります。
これだけでも営業メールは結構減りますが、文言を無視して営業メールを送ってくる相手もいるので根絶できない点には注意です。

また、断りの文言を追加してもBOTのようなプログラムだと、断り文を無視してフォームへ機械的に入力・送信してくるのでプログラム相手には効果がありません。

手法2:認証機能でロボットを排除

上記のようなBOTへの効果的な対策では『reCAPTCHA』があります。
「ロボットではありません」というチェック入れるやつですね。reCAPTCHAはGoogleが無料で提供しており精度も悪くないです。

少し前からVersion3が利用でき、これは「ロボットではありません」のチェック無しでBOTか判定してくれます。
メールフォームを真っ当に使う人の利便性を損なわずに、BOTからの営業メールを弾けるため、使うならreCAPTCHA V3がおすすめです。
(ちなみにv3の仕組みとしてはフォームへの入力速度などで人間かを判定しています)

手法3:Googleなどの検索にヒットさせない

Google・Yahoo・bingなどで検索結果にメールフォームのページをヒットさせないことで、営業メールを送ろうとする業者の認知を避ける方法もあります。
メールフォームのページにmetaタグでnoindexを追記するだけです(これはhtmlの知識が必要になるケースがあります)。
注意点としてWEBサイト全体にnoindexを付けてしまうと、サイト内の全ページが検索で引っかからなくなるので注意。

また、メールフォーム以外のページは普通に検索サイトでヒットするため、検索してトップページなどに訪問した人からの営業メールは減らせません。
上記の手法に対する営業メールを減らす二次的な補強案となります。

手法4:同意のチェック項目を追加する

人間相手に強い自認を迫って送信を踏みとどませる方法もあります。
メールフォームの送信ボタン付近に入力必須のチェック欄を用意して一言つけるだけです。

『プライバシーポリシー及び営業目的のメールではないことに同意して送信する』

同意しないと送信できないようにしているため、営業する側は文言を見なかったという言い訳をできなくさせます。
自社の信用を落としてまで営業する企業は多くないので、合法意識の強い企業の営業を減らせます。
それでは法律への意識が低い会社はどうかというと、メールフォームから変わらず営業してきます。その対策は以下。

手法5:メールソフトの精度を上げる

OutlookやThunderbird、Gmailなどのメールソフトによっては、メールのフィルタリング条件が追加できます。
どうやってもWEBサイトのフォームから営業メールが届いてしまう場合、メールソフトで振り分けの条件を追加すれば、不要なメールは迷惑メールのフォルダへ自動で移動されます。
フィルタリングの条件は色々ありますが基本は以下のような感じです。

送り主(From):WEBサイトから送られるアドレス
キーワードを含む場合の条件:営業メールでよく使われる文言(後述)
振り分け方:迷惑フォルダに移動

どんなキーワードが含まれていたら営業メールと判断するかは、これまで自身が受信してきたメールを振り返って『多用されている単語』を抜き出して下さい。
例えば『キャンペーン・特別・紹介・施策・案内・!・ビジネス・事業・円』などでしょうか。
これらはメールフォームからの問い合わせ・依頼などの真っ当なメールでは使用頻度が少ない単語です。
注意点として単語を盛り込みすぎると正常なメールまで迷惑フォルダに移動してしまいます。
キーワードは1~3つ程度から登録し、営業メールの受信数を見ながらキーワードを徐々に増やすのがおすすめです。

WEBサイトで対策しても営業メールが減らない…?

これだけ対策したのに営業メールが減らない場合があります。ただし、上記手法を全て行っていれば、間違いなく営業メールは減っています。
ここで冒頭の話に戻りますが、あなたの元へ送られてくる営業メールは『WEBサイトのメールフォームから送信されたもの』でしょうか?
メールフォームを通さずに直接メールが送られている可能性が高いです。

見分け方は簡単で『メールの件名』をチェックするだけです。
メールフォームから送られたメールの件名はおそらく統一されていますが、直接メールを送るパターンなら件名はバラバラのはずです。
もし、サイトから届くメールと違う件名の営業メールが多いのなら、会社のメールアドレスが営業相手にバレているということです。

この状態だとWEBサイトのメールフォームでどんな対策しても限界があります。
メールソフトでのフィルタリングでは一定の効果が期待できますが、一度出回ったメールアドレスは拡散し続けるので営業メールは増え続けます。
その段階にきていたらメールアドレスを変えることを一考ください。
馴染の相手にアドレスが変わった件などの周知が手間かもしれませんが、毎日来ていた営業メールを一気に減らせる起死回生の一手です。
小さい手間を選んで毎日の面倒をぜひ減らしてみて下さい!



ビーズクリエイトは長野県東御市にある唐沢農機サービスという農機具屋を母体とした、WEBサイトの制作・コンサルティング事業を展開する部門です。
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