口コミは重要?IT営業マンから見る企業のGoogleマップ活用ポイントを解説
皆さん、こんにちは!株式会社唐澤農機サービス、B’sCre8(ビーズクリエイト)の齊藤です。
営業として、考え方や商談の記事をいくつかさせて頂きましたが、今回は視点を変えてお客様の評価にかかわる口コミについての記事になります。
「うちの会社はBtoBビジネスだから、Googleマップの口コミなんて関係ないでしょ?」「そもそも店舗が使うものでしょ?」など
営業でクライアント先を回らせて頂いているとこんな言葉をクライアントから頂くことがあります。実は、BtoB企業だからこそ、Googleマップの口コミを戦略的に活用することで大きなメリットを得られるのです。この記事では、IT営業マンの視点から、Googleマップ口コミの重要性、そしてBtoB企業が今すぐ始めるべき活用ポイントにつて解説します。
Googleマップ上位表示は顧客獲得の第一歩
「Googleマップなんて、飲食店やレジャー施設のツールでしょ?」そんな疑念を持つ方も少なくないでしょう。しかし、現代において、Googleマップはあらゆるサービスの検索窓口となり情報収取の場となっています。
例えば、あなたがGoogleの検索窓で「IT会社 〇〇」「システム開発 〇〇」「〇〇市 〇〇店舗」といったキーワードで検索した時、検索結果の上位にはGoogleマップの表示が含まれます。そして、マップの隣には関連する上位3社が表示されます。検索者が、まず確認する企業となるので、この段階での認知(アピール)が非常に重要です。上位表示されることが、顧客獲得の第一歩となるのです。
特にBtoB市場では、リサーチフェーズが長く、慎重になる傾向があるため、第一印象がその後のビジネス展開に大きな影響を与えます。そのため、Googleマップでの上位表示は無視できない要素と言えるでしょう。一度自社を検索時に社名以外の【地域と業種】で検索してみてください上位表示できているか確認してみてください。
口コミは求職者と取引先にも影響を与える
Googleマップの口コミは、顧客だけでなく、求職者や新規取引先にも重大な影響をもたらします。
求職者の視点
求職者は企業の評判や社風を知るためにGoogleマップの口コミをチェックします。特に、従業員の悪口や元従業員からの悪評は、その企業全体の印象を大きく損ねる要因となります。ポジティブな口コミが多い企業は、安心して働ける環境を提供していると受け取られやすく、これが結果的により優秀な人材を引き寄せる事に繋がります。こちらも一度ご自身の会社のGoogleマップのクチコミをご確認ください。
新規取引先の視点
新規取引先も企業の信頼性や顧客満足度を判断するために、口コミを参考にします。例えば、顧客からのクレームが頻繁に寄せられている場合、取引先はその企業に対して不信感を抱くでしょう。一方で、ポジティブなレビューが多いと、安心して取引を開始できると判断されることが多いです。
悪い口コミは消せない!悪評対策は必須
「悪い口コミは消せるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、残念ながらGoogleのコンテンツポリシーに違反していない限り、企業側が一方的に口コミを削除することはできません。つまり、悪い口コミをそのまま放置すると、顧客、求職者、取引先全てに悪影響を与えかねません。
そこで重要なのが、悪評対策です。具体的には、以下のような対応が求められます。
顧客対応の強化
クレームや不満がある場合には、迅速且つ丁寧に対処することが不可欠です。例えば、悪い口コミに対しても、すぐに返信対応し、具体的な改善策を投じることで、これが信頼回復のきっかけになります。その結果、顧客が企業の誠実な対応を評価し、ポジティブな口コミを残してくれるかもしれません。また、その投稿を第三者が見ることで誠実な会社と感じて頂けることでしょう。
社員の意識改革
第三者がクレームを会社に電話するのではなく、口コミに投稿する可能性があるという、現状の口コミの重要性と仕組を理解し、「自分の行動や言動が自社の悪評として投稿されてしまう可能性がある」という事を社員一人一人に理解して頂く必要があります。更に、質の高いサービスを提供するためにも、全社員が顧客満足度を常に意識することが必要です。良好な社内文化が整備されれば、自然とポジティブな口コミが増加し、悪い口コミが減少する効果が期待できます。
ステマ規制法が示す口コミの重要性
2023年10月には、ステマ規制法が施行されました。この法律は、口コミやレビューの信頼性を守るためのものです。ステマ(ステルスマーケティング)は消費者を欺く行為とされ、厳しく取り締まられます。
この2024年6月6日、消費者庁は都内の医療法人が運営する内科クリニックの口コミでステマに該当する投稿が認められたことから、景表法に基づく措置命令を行い、これがステマ摘発1号案件となりました。内容としては、インフルエンザワクチン接種のためクリニックを訪れた来院者に対し、Googleマップのクリニック紹介ページで5段階中4以上の投稿をすれば、接種料金を550円割り引くと持ちかけ、高評価を増やす操作を行っていました。
2024年6月9日時点でGoogleマップに残っていた同クリニックの口コミ約520件を調べたところ、8カ月前まで月10件程度のペースで投稿された口コミ約170件は最低評価の「星1つ」が約9割を占めていました。そこから7カ月前にかけての2カ月足らずで約240件もの大量投稿があり、うち「星5つ」の高評価が約9割に上っていました。さらにその後直近までの7カ月間は投稿ペースが落ち、「星1つ」の低評価が続いていました。
上記の様に、口コミが消費者の購買行動に大きな影響を及ぼします。今後、企業はステマ規制法を遵守し、信頼性ある口コミを得る努力が求められます。これはBtoB企業にとっても例外ではありません。誠実な口コミ活動を通じて信頼を築くことが、長期的なビジネス成功のカギです。 詳しくは消費者庁のサイトをご確認ください。
同業他社が意識していない今がチャンス!
多くのBtoB企業は、未だGoogleマップの口コミの重要性に気づいていません。競合他社が口コミ対策に力を入れていない今こそ、積極的に口コミ戦略に取り組む絶好のチャンスです。
競争優位性の確保
口コミ対策は、競争優位を確保する有力な手段です。ポジティブな口コミが多い企業は、競合他社よりも先に選ばれる可能性が高まります。顧客満足度を高めることで、口コミの質も自然と向上し、それが結果としてGoogleマップでの上位表示、顧客獲得、ブランドイメージ向上に繋がります。
長期的なビジネス成長
短期的な施策だけでなく、完全なビジネス成長を目指すには、長期的な口コミ戦略が不可欠です。常に顧客満足度を意識し、ポジティブな評価を積み重ねることで、企業は持続的な成長を遂げることができます。さらに、評価を頂いた口コミも投稿者が削除しない限り残りますので、良いクチコミをユーザーから頂き蓄積していきましょう。
まとめ
Googleマップの口コミは、BtoB企業にとっても顧客獲得、信頼獲得、ブランドイメージ向上に不可欠な要素です。社員全員がリスク管理と顧客満足度を意識し、質の高いサービスを提供することで、ポジティブな口コミを増やすことができます。結果的に、競合他社との差別化を図り、ビジネスを成功に導くことが可能です。
今すぐBtoB企業は動き出しましょう。Googleマップの口コミ戦略を積極的に取り入れ、より多くの顧客や取引先からの信頼を得て、ビジネスを成長させるチャンスです。Googleビジネスプロフィールのオーナー登録し、会社の写真や会社情報の投稿をスタートしましょう。また、弊社でもGoogleマップのサポートをMEO対策サービスとして積極的に行っています。MEOはMap Engine Optimization(マップ検索エンジン最適化)の略で、主にGoogleマップ向けの地図エンジンで検索結果が上位に表示されるために様々な施策を行うことですので、自社で運用しても上手くいかなかったり、ご興味があれば是非一度お尋ねください。
最後に、ビーズクリエイトでは、自分を高め合い一緒に成長し仕事の出来る仲間を募集しています。
会社のことが知りたい方、話を聴いてみたい方は是非、会社説明会等を開催しておりますので、気軽にご参加、ご相談ください!
会社説明会の日程は、リクルートサイトの“お知らせ”よりご確認ください。
株式会社 唐沢農機サービス
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