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ITツールの活用・業務改善

ChatGPT4ビジネスで使えるプロンプトの書き方

ビーズクリエイトのたかはしです。

ビジネス界で急速にその名を広めている人工知能「ChatGPT」について、皆さんはどのくらい利用していますでしょうか?

ChatGPTの活用は特にビジネスパーソンにとって仕事の効率化に大いに活用できます。ChatGPTがどのようにしてビジネスに活用できるか、ChatGPTの基本知識もおさらいしながら理解していきましょう。

ChatGPTって何?

いぬ
ChatGPTは、OpenAIが開発した人工知能の最先端を行く技術で、大量のテキストデータから学習しています。言語を理解し、私たちの質問に対して自然な形で回答することができます。

ChatGPTのバージョンアップ

ChatGPTはバージョンアップをし続けており、現在最新のChatGPT4は、前バージョンから大きく進化しています。
前バージョンの3.5と4の違いは以下の通りです。

①より長文に対応

GPT3.5は5,000文字まででしたが、GPT4は最大で25,000文字の長文にも対応できるようになりました。長文の論文や記事の要約をすることもできるようになりました。

②解答能力の向上

司法試験において、GPT3.5は下位10%、GPT4は上位10%に食い込む成績を収めました。問題解決能力が向上したことがわかります。

③整合性の向上

GPT3.5では質問に対する解答に間違いが多くありましたが、GPT4は3.5に比べて40%以上の整合性が向上したという調査結果があります。

どうやって動いてるの?

GPT4は、膨大なテキストデータから学習し、私たちの言葉を理解します。このAIは、書籍やウェブサイトなど、様々な情報源のテキストを分析して、言葉の使い方や文脈を学んでいます。たとえば、ビジネスの会議で使われる専門用語や、日常会話でのフレーズなど、多種多様な表現を理解することができます。

この学習プロセスには、「自然言語処理」という技術が使われています。これにより、GPT4は質問の意図を把握し、関連する情報を元に適切な回答を生成することができます。例えば、市場のトレンドについて尋ねれば、関連するデータや過去の事例に基づいた分析を提供することが可能です。

GPT4のこの能力は、ビジネスだけでなく、学習や日常生活のさまざまな場面で有用です。

ビジネスへの応用

GPT4はビジネスにおいて様々なタスクで応用できます。下記に一例を記載します。

市場分析とレポート作成 市場のトレンドやデータを分析、詳細なレポートを生成。
顧客サービスの自動化 顧客からの問い合わせに自動的に応答し、サポートプロセスを効率化。
コンテンツ作成 ブログ記事、プレスリリース、マーケティングコピーなどの作成を支援。
Eメールの自動応答 Eメールの問い合わせに対して自動で返信し、コミュニケーションを効率化。
ビジネスプランの生成 新規事業やプロジェクトのためのビジネスプランを提案。
プレゼンテーションの作成支援 プレゼンテーションのコンテンツを作成し、アイデアを形にする。
会議の議事録作成 会議の内容を自動的に記録し、議事録を作成。
競合分析 競合他社の戦略や製品を分析し、市場でのポジショニングを支援。
ソーシャルメディア管理 ソーシャルメディア上の投稿を生成し、エンゲージメントを高める。
自動翻訳 多言語でのコミュニケーションを支援し、グローバルなビジネスを促進。
HRと採用プロセスの支援 履歴書のスクリーニングや面接のスケジューリングを自動化。
財務分析 財務報告の分析や予算計画の作成を支援。

犬

使うときには質問の仕方=プロンプトが大事

GPT4を使用する際、最も重要な要素の一つがプロンプトの質です。
プロンプトとは、GPTに対して提示する質問や指示のことで、この入力の仕方が、得られる回答の精度と有用性を大きく左右します。
良いプロンプトは、明確かつ具体的で、目的をはっきりと示すものです。

①質問を明確にする

例えば、曖昧なプロンプト「市場の動向について教えて」では、GPTは一般的な回答を生成する可能性が高いです。しかし、具体的なプロンプト「2023年の日本の自動車市場の最新動向についての詳細な分析を提供してください」を使用すれば、よりターゲットを絞った、具体的で実用的な回答が得られます。

②背景情報を入れる

なぜその質問をするのか、何の目的になどの背景情報が十分でない場合、GPTは不完全な情報に基づいて回答することになります。逆に、必要な情報がプロンプトに含まれていれば、GPTはより精度の高い、関連性のある回答を生成することが可能です。

③役割を与える

記事の制作などにおいては、「あなたはプロのライターです」などとGPTに役割を与えることでより正確な回答が得られます。
さらに、下記のように詳細に支持することでその立場になって記事を書いてくれます。

#ビーズクリエイトの社長「唐澤健之」の立場として書くこと
#ビーズクリエイト概要
ホームページ:https://www.bscre8.com/
Webサイト制作・Web集客のコンサルティングを提供している
ビーズクリエイトのTwitter:https://twitter.com/Bscre8

④参考にする情報を付与する

「〇〇×〇〇のキーワードで検索した際に、検索結果に出てくる上位10記事を参考にすること」「公的機関のデータが存在する場合は、そのデータのURLも記載すること」と指示することでより正確で根拠のある情報を教えてくれます。

このように、GPTを効果的に使用するためには、プロンプトの質が鍵となります。明確で、具体的で、必要な情報を含んだプロンプトを用いることで、GPTから最大限の価値を引き出すことができるのです。

プロンプトを紹介するサイトも増えていますので、こちらを参考にしてみてください。

超!参考になるプロンプトサイト
プロンプト研究所
Promptia

使うときの注意点

ChatGPT4は有能ですが、完璧ではありません。誤った情報や偏見を含むことがあるため、特に重要なビジネス判断を行う際には慎重になる必要があります。

①最新データの情報
GPT4は2023年4月までのデータであるため、最新情報や最新技術についての情報提供は行うことができないと言われています。またリアルタイムの情報にアクセスすることはできないため、例えば、「カフェの現在の営業情報」などはわからないということになります。

②聞いてないことは答えられない
GPTでは質問したことに関して回答をくれるため、情報を網羅的に教えてくれるわけではありません。
例えば、「福沢諭吉について教えて」と聞いたときGPTでは下記のような回答でした。
福沢諭吉

全ての情報をwikipediaのように、時系列で教えてくれたりはしません。
例えば、「いつから福沢諭吉が1万円札になっているか」などの情報がほしいのなら、そのように質問しなければいけません。

③回答は必ずしも正しくない
回答に偏った情報や間違った内容が含まれることがあります。そのため、生成された回答に対して常に批判的な目を持ち、慎重に判断する必要があります。

まとめ

ChatGPT 4は、ビジネスの効率化や新しいチャンスの創出に大きな可能性を持っています。この技術を活用して、仕事の質を向上させ、キャリアをさらに発展させることが期待できます。AIと共に成長し、新しい技術の波に乗ることがこれからの時代には重要です。

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