ついにBardが日本語対応したので、使った感想をまとめます。
こんにちはビーズクリエイトの黒澤です。
業務での利用が当たり前になったChat GPTですが、こんな日常も早速終わりを迎えるかもしれません。
というのも、2023年5月、ついにあのGoogleの「Bard(バード)」が日本語対応したのです。
5月11日、ついにBardが日本語対応
2月にGoogleが発表したBardですが、基本的には英語での利用しかできなかったので、これまでは日本人向けに一般利用ができませんでした。しかし、5月11日に待望の日本語対応が発表されついに念願のBardを試すことができました。
そもそもBardとはGoogleが開発した会話型AIチャットサービスです。
人間が用いる言語(自然言語)で出された指示から、テキストの生成、言語の翻訳、さまざまな種類のクリエイティブコンテンツを作成することができます。このことはChatGPTの利用をしている方ならイメージすることができますよね。
Bard本人に「自己紹介してください」と頼んだところ
とのことです。
BardとChat GPTの違い
Bardは、OpenAIのChatGPTと競合する会話型AIです。
どちらも大量のテキストデータを読み込んでトレーニングされた最先端のAIであることは間違いないのですが、いくつか重要な違いがあると利用してみて感じました。
Bardはサイトに入り込むことができる。
個人的にはこの違いが一番大きいと思っているのですが、Bardはユーザーの指定したサイトに入り込むことができます。
例えば、ビーズクリエイトのサイトURLを加えて、「この会社の事業内容を教えて」と聞いてみると、ほぼ問題ない回答を返してくれます。返答に用いられる情報の鮮度が高いのは非常に便利な点ですね。
私:https://www.bscre8.com/
この会社の事業内容を教えて
Bard:B’s Cre8は、長野県東御市を拠点としたホームページ制作・分析・マーケティング会社です。ホームページ制作、コンサルティング、集客支援、広告運用代行、業務改善、ITツール導入、検索エンジン対応など幅広いサービスを提供しています・・・。
ちなみにこんな感じで、サイトのURLを教えてもChat GPTはサイトに入り込んで情報をとってくることができませんでした。
情報の鮮度ということに関しては、Googleに軍配が上がりました。
さすがは検索エンジンのシェアが世界一のことはあるGoogle。ここに関しては負けられない立場といったところでしょうか。
ただし、セキュリティの面では未だどちらがいいのかは不明です。
Bardの処理の方が早い。
賛否両論ありそうですが、個人的にはBardの処理の方が早いと感じました。
質問をした時の返しがすぐに帰ってきます。ChatGPTは入力を待たなければいけませんが、Bardは一瞬で回答を表示してくれる感じです。ぜひ使って確かめてください。もしかしたらGPTの方が早いと感じる方もいるかもしれませんが…。
Gmailやスプレッドシート、ドキュメントなどのGoogleが提供しているサービスとの連携が簡単にできるようになる。
これはもう少し先の話なのですが、Googleが提供しているサービスとの連携に力を入れていくと発表されました。当然、予想できたことですが、今後の進化にもより一層期待できますね。
現在実装されている機能で便利だと感じたのは質問に対する回答が気に入らなかった時に検索候補を表示してくれることです。回答に満足いかなかった時にシームレスに検索候補を提供してくれるのは助かりますね。
そして向上心も文句なしです笑
前評判は悪かったけど、結構いい感じ。
Bardは、英語でのリリース直後は評判が悪かったです。
リリースを発表した際のデモで間違った回答をしたり、Open AIよりも発表が遅かったりなどGoogleには厳しい意見がたくさん寄せられたでしょう。
ただ、使い初めてまだ数日ですが、実際はChat GPTに劣っていると思った点は特にありませんでした。どちらかといえばBardの方が性能が高い気もします。
いずれにせよ、今のところは必死に人間側も頭を使って適切な使い方を検討する段階なので、もっと使いやすくなるための競争に期待したいところです。
まとめ
今までChat GPTを積極的に利用してきたのですが、これからはBardを使う頻度が上がっていきそうだと思っています。
ブログのネタに困ったり、日々の発信をもっと効率的に行いたいかたは積極的にBardを利用してみてください。
サイトに入れる特徴を利用すれば今運用しているサイトやブログについてフィードバックをもらうこともできますので、新しい発見もあるかもしれませんね。
では。また。