マイクロコンバージョンとは?5つのメリットとポイント
こんにちは、ビーズクリエイトの神林です。
私がWEBマーケティング支援をしているお客様で、最近成果がで始めているお客様に共通していることとして「マイクロコンバージョンを有効活用している」という点があります。今日は、「マイクロコンバージョン」についてアウトプットしてみたいと思います。
マイクロコンバージョンとは
マイクロコンバージョンとは、ウェブサイトやアプリなどのデジタルプラットフォームにおいて、主要なコンバージョン(例:購買、登録)に至る前に発生する小さな目標やアクションのことを指します。つまり、ユーザーが最終的なコンバージョンに至るまでの過程で行う小さな成果や進展のことを指すのです。
マイクロコンバージョンの定義と概要
マイクロコンバージョンには、さまざまな形式や目的があります。例えば、特定のページの滞在時間やページビュー数、メールの開封率、フォームの送信、ソーシャルメディアでのシェア、商品のお気に入り登録などが挙げられます。これらのマイクロコンバージョンは、ユーザーの行動や関与度を測定し、最終的なコンバージョンにつなげるための手掛かりとなります。
マイクロコンバージョンを設定する5つのメリット
1,ユーザーの行動の可視化と理解ができる
マイクロコンバージョンは、ユーザーがウェブサイトやアプリ内でどのような行動を起こしているかを可視化し、理解するための貴重な情報源です。ユーザーがどのページにアクセスしているのか、どの機能を利用しているのか、どのコンテンツに関心を持っているのかを把握することで、より的確な改善策や最適化を行うことができます。
2,大規模なコンバージョンの達成に向けた小さなステップになる
マイクロコンバージョンは、大規模なコンバージョン(例:商品の購買、会員登録)に至るための小さなステップとして機能します。ユーザーにとって大きな決断や行動へのハードルが高い場合、マイクロコンバージョンを導入することで、徐々に進展させることができます。ユーザーは小さなアクションを行いやすくなり、段階的にコンバージョンに近づくことができます。
3,ROI(投資収益率)が向上する
マイクロコンバージョンは、ROI(投資収益率)の向上にも寄与します。通常、大規模なコンバージョンに至るまでには時間やリソースが必要ですが、マイクロコンバージョンを適切に設計し、効果的に活用することで、早期に成果を上げることができます。小さな成果を積み重ねることで、投資に対する収益性が高まり、短期的な成果を実現することができます。
4,ユーザーエンゲージメントが増加する
マイクロコンバージョンは、ユーザーエンゲージメントを向上させる効果もあります。ユーザーが小さなアクションを行うことで、より関与度が高まり、ウェブサイトやアプリへの興味や忠誠心が深まります。また、マイクロコンバージョンを通じてユーザーとの対話や関係構築が進むことで、ブランドイメージの向上や顧客ロイヤリティの向上にもつながります。
5,Google広告の併用による機械学習利用による成果拡大
マイクロコンバージョンを設定することで、通常のコンバージョンよりも早くコンバージョンが集まります。コンバージョン数が集まることで、Google広告などのコンバージョン数最大化戦略などの機械学習を早めに利用できるようになります。Googleのビッグデータを活用した広告運用ができるようになり、成果向上につながります。
マイクロコンバージョンの具体例
以下に、マイクロコンバージョンの具体的な例をいくつか紹介します。
- メール登録
- ユーザーがニュースレターや最新情報を受け取るためにメールアドレスを登録すること。
- ソーシャルメディアのフォロー
- ユーザーがウェブサイトやアプリのソーシャルメディアアカウントをフォローすること。
- 資料のダウンロード
- ユーザーが特定の資料やガイドをダウンロードすること。
- 製品のお気に入り登録
- ユーザーが商品をお気に入りに登録すること。
- カートに追加
- ユーザーが商品をカートに追加すること。
これらのマイクロコンバージョンは、ユーザーの関与度を測定し、コンバージョンにつなげるための重要な指標となります。
マイクロコンバージョンの活かすための5つの設計のポイント
マイクロコンバージョンをWEBマーケティングに活かすには事前の効果的な設計が必要です。
1,目標の明確化と測定可能性
マイクロコンバージョンを設計する際には、明確な目標を定めることが重要です。具体的な行動や成果物を設定して、それらを測定可能な形で追跡できるようにします。例えば、メール登録の場合は登録フォームの送信数、ソーシャルメディアのフォローの場合はフォロワー数などを測定することができます。
2,シンプルなアクションと低いハードル
マイクロコンバージョンは、ユーザーが簡単かつ迅速に行えるアクションであることが重要です。ハードルが高すぎると、ユーザーは躊躇してしまい、アクションを起こさない可能性があります。シンプルで直感的な操作や少ない入力項目など、利用者にとって簡単な手順を設計することが大切です。
3,ユーザーエクスペリエンスの向上
マイクロコンバージョンは、ユーザーエクスペリエンスを向上させる役割も果たします。使いやすいインターフェースやわかりやすいコールトゥアクションなど、ユーザーがストレスなくアクションを起こせる環境を整えましょう。また、迅速な応答やフィードバックもユーザーエクスペリエンスの向上に寄与します。
4,A/Bテストと最適化
マイクロコンバージョンの設計や配置位置などは、A/Bテストを通じて最適化を行うことが重要です。異なるバリエーションを比較し、効果的なデザインや配置を見つけることで、マイクロコンバージョンのパフォーマンスを向上させることができます。
5,セグメンテーションとパーソナライズ
ユーザーセグメンテーションやパーソナライズは、マイクロコンバージョンの設計において重要な要素です。ユーザーの属性や行動に基づいて、ターゲットに合わせたマイクロコンバージョンを提供することで、より効果的な成果を得ることができます。
まとめ
マイクロコンバージョンは、デジタルプラットフォーム上で主要なコンバージョンに至る前の小さな目標やアクションを指します。
大事なことは、いきなり大きな目標(問い合わせや購入、採用エントリー)などを目指すのではなく、小さな目標(マイクロコンバージョン)を増やすことに注力すると、結果として大きな目標を達成しやすくなるよということです。なかなか数が増えない大きな目標を追うよりも、数の変化がわかりやすい小さな目標を追ったほうが、マーケティングチームのモチベーションを保つにも良いですしね。
ぜひ成果がなかなか出ないとお悩みのマーケティング担当者様は、マイクロコンバージョンに視点を向けて運用してみて下さい。きっと変化が起こると思います!