求人に応募が来ない企業様必見！Z世代が語る仕事選びの本音！
（長野県東御市の事務所より）
ディレクター＆コンサルタントの戸澤です。
今回は最近入社したばかりの
Z世代の新人K君に聞いた
「仕事選びの本音」について
シェアしたいと思います。
「求人を出しても応募が来ない！」
という企業様必見の内容です。
仕事選びのポイント
そもそもZ世代の求職者が仕事を選ぶ上で
最も大切にしているポイントは何なのでしょうか？
・仕事の内容？
・給料？
・休日数？
どれも重要な要素ではありますが
一番のポイントかというと、
実は違います。
求人情報を見ているZ世代が
何に着目して、どんなことをポイントにして
【応募するorしない】を判断しているのかというと
『ギャップ』です。
働く前と後でギャップが生じないように
・これから働く職場はどんな職場か？
・どんな人が働いているのか？
・自分はその職場でやっていけるのかどうか？
それらを吟味します。
実際に働いてみたら「HPに掲載していることと実際は全然違う！」
という事態にならないために、彼らは慎重に企業を選びます。
事前にどれくらいギャップを埋められるかどうか
＝企業側がどれくらいそれを理解し情報発信しているかが
重要なポイントになるようです。
仕事選びにSNSを活用
ギャップを埋めるためにZ世代の求職者は
どのように企業を選ぶのかというと
当然、まずはネットでの情報収集です。
気になる求人情報を見つけたら
まず企業のHPを検索し
求人情報をチェックします。
仕事の内容や給料、休日や福利厚生は
もちろん一通りチェックしますが
それだけでは不十分です。
・どんな人が、どんな1日のスケジュールで働いているのか?
・この職場ではどんな良い点があるのか？どんな課題があるのか？
・自分が働いているイメージをリアルに想像できるか？
それらが重要です。
なので、
HPだけでは伝わってこない
経営者や従業員の人となりを知るために
TwitterやFacebookをチェックします。
Z世代の43.9％は就職・転職活動において
企業公式の Twitterを検索・閲覧しており
そのうちの約7割が
社長のTwitter投稿内容が魅力な場合
「この社長のもとで働いてみたい」
という印象を持つと回答したデータもあります。
逆に、
社長の投稿内容の印象が悪かった場合、
離職率が高そうな会社というイメージで
選考候補から外れるそうです。
そもそも、
誰でも簡単気軽に
情報発信できるようになった現代において
“情報発信をしていない”ということ自体が
Z世代からすればNGなのでしょう。
若い世代の人材を獲得したいなら
「SNSやネットは苦手だから…」では
もはや通用しない時代になっています。
結局、人は人についていくので
人となりを発信できる時代において
人となりを見て判断する、という
彼らの視点や考え方は
ごく自然なことだと私は思いました。
Z世代に選ばれない会社
人を集めたいので
「できる限り良い部分だけ」を
アピールしたい企業も多いと思います。
しかし、
Z世代の求職者が知りたいのはリアルな情報です。
入社前と入社後のギャップを小さくしたいからです。
「マイナス部分がひとつもない完璧な会社など存在しない」
ということをよく知っています。
なので、
良い部分ばかりをアピールする企業は選ばれません。
企業として改善すべき課題を把握しており、
それに対してどのように考え、
どのような対策を講じているのか？
そのようなことをしっかりと伝える企業の方が
Z世代の信頼を獲得できます。
例えば、
残業が多い企業の場合、
残業が多いことを課題として受け止めており
そのためにどんな取り組みして
どのように改善していこいうとしているのか？
綺麗に取り繕った言葉ではなく
等身大でリアルな情報を発信しているか否か
が重要となります。
まとめ
改めてZ世代新人K君のリアルな声をまとめてみます。
・Z世代が知りたいのはリアルな情報
・入社前と入社後のギャップを小さくしたい
・そのためにHPやSNSで情報収集を行う
・良いことばかりをアピる会社は信用しない
・休日や残業などに関してもリアルな情報が欲しい
・課題に対してどのように対応しているのかを知りたい
・社員や社長の”人となり”が知りたい
こうしてポイントを読み返すと
特別なことではなく
人生の大部分を過ごす職場選びにおいて
当然の判断をしているように感じます。
「企業は人」と謳いながらも
実態はまるで違う
という企業も少なくないと思いますが
結局いつの世も、正直さや誠実さが
人間社会、企業の基本だと
言えるのではないでしょうか？
求人応募が来なくて困っている企業様は
是非参考にされてください。
次回は離職率を下げるためのポイントをご紹介したいと思います。
