【ウェブマーケ企業の社員が考える】HPを作るメリット・デメリット
営業の鈴木です。
本日はHPを作るメリットとデメリットに関して、ウェブマーケティングに携わっている者の立場からお伝えしたいと思います。
HPって本当に必要か?
企業にとってのHPの必要性についてですが、結論から申し上げると「必要」だと思います。
理由としては以下となります。
1,スマホ普及によるインターネットの利用率の増加
2,求職者が企業を選ぶ時代
3,マーケティング手段になる
①インターネットの利用率の増加
LINE株式会社が行った2022年の調査によると日常的なインターネットの利用環境は、「スマホのみ」の利用が最多で「スマホ」でのインターネット利用者は全体の96%推移しています。年代別では、70代でのスマホ利用が初の半数超えになったとの調査結果が発表されました。
※〈調査報告〉インターネットの利用環境 定点調査(2022年上期)
また、2020年度の総務省のインターネットの利用状況の報告によるとインターネットの利用率は83%との高い数値を示しています。
※総務省|令和3年版 情報通信白書|インターネットの利用状況)
つまり、世の中の80%はインターネットを利用しており、そのうちの96%はスマホを活用しているとのことですので、インターネット上に掲載されていない情報は世の中の多くの方に知ってもらうことができないという時代が到来したということです。
②求職者が企業を選ぶ時代
厚生労働省が発表している、2022年9月の全国の有効求人倍率は1.34倍の上昇傾向にあり求職者にとって有利な売り手市場が加速しています。
※2022年9月の全国の平均有効求人倍率
つまり、企業は待遇や福利厚生以外にも求職者が知りたいことを理解し、求職者がここで働きたいと共感してもらえる情報を発信する必要があります。ハローワークや大手求人媒体の掲載も求職者の接点を増やす意味では重要ですが、掲載できる内容に限りがあります。しかし、自由度の高いHPであれば求職者が共感しやすい情報を発信し、媒体採用や人材紹介よりも格段にコストを抑えて応募者を集めることができるツールとなります。
③マーケティング手段になる
HPは制作して満足してしまうと、名刺程度の活用しかできませんがウェブサイトを全ての販促ツールの受け皿とすることで貴重なデータを採取することができ、採取したデータを活用することで全てのデータを可視化し戦略を立てることができます。
例えば、
- ターゲットと実際の顧客が違った
- サイトの訪問者がない
- 折り込みチラシのQRから一人もアクセスしていなかった
上記のような問題点を明らかにすることが可能です。
HPをつくるメリット
①閲覧者のデータを測定できる
分析ツールをつかうことで誰が、いつ、どこから、どんなキーワードで来たのか、パソコンからなのかスマートフォンなのかなど、かなり踏み込んだデータを採取ができます。
また、採取したデータから、PDCAを回すことができるのも大きな特徴です。
①目標を数値化し、具体的に設定する。 ②無理のない計画を立てる。 ③描いた計画通りに実行する。 ④定期的に評価・分析する
②求人募集ができる
現在の有効求人倍率の平均は1.34倍であり今や企業は求職者から「選ばれる側」です。
過去の手法(企業が伝えたいことだけを伝えている)では、採用はうまくいきません。
大切なことは求職者が「知りたい」情報を提供しているかであり、求職者に共感してもらうことが必要になってきます。
③見込み客の高いターゲットにアプローチができる
ホームページの訪問する人は検索して訪れる人がほとんどのことが多いです。
つまり、商品やサービスに興味関心が強く成約や購入につながる傾向が強いターゲットを集めることが可能です。
④TV・ラジオ・新聞・雑誌広告に比べてコスパが良い
4マス広告と言われるTV・ラジオ・新聞・雑誌広告はデジタル広告と違い不特定多数の人にアプローチすることが可能です。
しかし、広告宣伝費用が高額だったり、効果測定をすることができず短いサイクルでPDCAが回しづらいといった特徴があります。
ホームページであれば収集したデータから改善点をみつけ繰り返し改善を行い情報発信を行うことができます。
HPをつくるデメリット
①作るだけではただの看板
HPは作っただけで納得してしまうとただの看板です。
制作前に目的を設定し、顧客目線のコンテンツ(内容)と問い合わせや購入までの適切な導線を設定することでに「興味があるお客様・求職者」を集めることができます。
②集客まで時間がかかる
チラシやウェブ広告は即効性があります。HPはグーグルに認知され検索上位が上がってはじめて見てもらう機会が増えます。そのためグーグルに見つけてもらう対策(SEO)の効果がではじめるまでに時間がかかるため、長期的な目線での集客になってしまいます。
長い目でみれば、広告などにくらべてコスパは良いですが、即効性を求めるのであれば広告の方が適しています。
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