目標を達成するために必要な項目を可視化する方法
こんにちは。ビーズクリエイトのしおいりです。
前回は前職で活用していたなぜなぜ分析を使って問題を解決する方法をご紹介しました。
今回は、FMEAという方法を活用して”目標を達成”のプロセスを可視化する方法をお伝えしようと思います。
FMEAとは?
FMEAとは、故障モード影響解析といい、故障・不具合の防止を目的とした、故障モードの分析方法になります。
例えば、スマホの画面が機能しない(割れたり、使えなくなる)をいう故障を分析すると以下のようになります。
故障モード | 故障要因 | 詳細要因 | 確認事項 |
スマホの画面
が機能しない |
画面が割れる
|
ガラスの強度 | ガラス強度の確認 |
ケースの形状 | ガラスを飛び出させない構造を検討 | ||
タッチしても反応しない
|
液晶の故障 | 液晶の故障モードの確認 | |
タッチセンサーの故障 | タッチセンサの故障モードの確認 | ||
画面がフリーズしている | システムの故障モードの確認 | ||
画面が表示されない
|
液晶の故障 | 液晶の故障モードの確認 | |
システムの不備 | システムの故障モードの確認 | ||
ハードの故障 | ハードの故障モードの確認 |
つまり確認事項を確認することで、スマホの画面が機能しないという故障について原因を突き止めることができます。
このようにまだ起こっていない故障に対して事前に対策案を考えて実施することがFMEAになります。
目標に置き換えて考える
先ほどの故障モードを目標に置き換えて考えてみます。
目標を売上100万円として達成するためにどんなことができるのか細かく分析していきます。
目標 | 達成手段 | 詳細 | 実施内容 |
ボールペン販売
売上100万円 |
卸売
|
◯◯商店に卸す | ◯◯商店に商談、契約 |
◯◯スーパーに卸す | ◯◯商店に商談、契約 | ||
店頭販売
|
陳列棚で販売 | スペースの確保 | |
特設ブースで販売 | 店頭スペースの確保 イベント企画 |
||
ネット販売
|
ECサイトで販売 | ECサイト制作 | |
某ショップサイトで販売 | ショップサイトに商品登録 |
おそらく自分の頭の中ではなんとなくやっていると思いますが、整理することができました。
目標に対して事前にできること、やれることを明確にしておくことが重要だと思います。
ここまでできれば、期間を決めて実行すれば、目標が達成することができます。
経験と知識の必要性
経験を積みたい、知識をつけたいなど目標を達成するためには必須なことだと思います。
これは、経験や知識をつけることで選択肢(詳細や実施内容)を増やすことを指します。
目標 | 達成手段 | 詳細 | 実施内容 |
ボールペン販売
売上100万円 |
卸売
|
◯◯商店に卸す | ◯◯商店に商談、契約 |
◯◯スーパーに卸す | ◯◯商店に商談、契約 | ||
店頭販売
|
陳列棚で販売 | 陳列スペースの確保 | |
特設ブースで販売 | 店頭スペースの確保 イベント企画 |
||
ネット販売
|
自社ECサイトで販売 | ECサイト制作 | |
某ショップサイトで販売 | ショップサイトに商品登録 |
つまり、目的を達成するための選択肢が増えるため、様々な手段で実施することができます。
なので、自分の持っている全てを出してこのように目標設定をしても、経験や知識が豊富な人から見ればまだまだやれることはあるというかもしれません。
なので、上司や先輩に相談するときはこのようにやれることを整理しておくとより具体的なアドバイスをいただけるかもしれません。
イノベーションとは?
長い期間同じことをしていると、経験や知識に頼ってしまい、同じような解決策を実施するようになります。
つまりワンパターンになってしまうということです。
それをぶち壊すことができるのが、”イノベーション”です。
目標 | 達成手段 | 詳細 | 実施内容 |
ボールペン販売
売上100万円 |
卸売
|
◯◯商店に卸す | ◯◯商店に商談、契約 |
◯◯スーパーに卸す | ◯◯商店に商談、契約 | ||
店頭販売
|
陳列棚で販売 | スペースの確保 | |
特設ブースで販売 | 店頭スペースの確保 イベント企画 |
||
ネット販売
|
ECサイトで販売 | ECサイト制作 | |
某ショップサイトで販売 | ショップサイトに商品登録 | ||
レンタル事業 | 顧客に月額でレンタル | 新規顧客商談、契約 |
イノベーションが起こることで今までとは違う、新しい角度で物事を捉えることができ、選択肢の幅がより広がります。
つまり達成手段を増やすことができます。
例えば、今まで販売しかしていなかったもの(製品)にレンタル事業という項目を追加できれば、サービスとしての幅が広がり、目標達成に大きく寄与できるかもしれません。
これは先入観がない方が閃きやすいとも言われているので、経験のない人の方でも閃くことがあります。
閃かせるため、常に考えていないといけませんがイノベーションには大きなチャンスがあります。
まとめ
目標を達成するために自分がやるべきことを整理する方法をご紹介しました。
私自身も目標を達成するために、やるべきことを日々こなすために努力しております。
そんなビーズクリエイトに少しでも興味を持ってくださった方は弊社のリクルートページをご覧ください。
最後までありがとうございました。