コンテンツだけでは不十分?ターゲットを見据えた戦略の考え方【ウェブマーケティング】
こんにちは。ビーズクリエイト デザイナーの野尻です。
ウェブの世界で耳にタコができるくらい重要性を説かれている「コンテンツ」
しかし、コンテンツがあれば全てがうまくいくかというと、そうでもないのが難しいところ。
今回は、ターゲットユーザーを見据えて、コンテンツをどう生かしていくか、考えてみたいと思います。
よくある失敗例|コンテンツを作ってもそれを見てもらえない
ウェブサイトはコンテンツが重要、という概念はかなり浸透しているように思います。
コンテンツが良ければ、それをみたユーザーは何らかのアクションを起こしてくれる可能性が高いということは間違い無いでしょう。
問題なのは、どんなに良いコンテンツであっても、そのコンテンツを見てもらえなければ宝の持ち腐れとなってしまうことです。
つまり
★コンテンツは、集客とセットで考えるべき
なのです。
コンテンツが良ければ集客できる?
「コンテンツマーケティング」という言葉があるように、少し前まではコンテンツさえ良ければ検索エンジンなどから評価され、ある程度の集客も同時に行うことが期待できました。
しかし、コンテンツの重要性が説かれ、良質なコンテンツが増えたことで、コンテンツの競合が増えてしまい、単純にコンテンツだけの集客が難しくなりつつあるのが今の時流と考えています。
また、インターネットにおいて「検索」経由の集客は、いまだ現役バリバリでトップクラスに有効な手段ではありますが、それだけではなくなったきたということも、コンテンツだけでは成果が上がりにくくなってきた要因のひとつであるように思います。
ターゲットと、ターゲットの行動プロセスを考慮する
では、どうすれば良いか、解決方法のひとつは、
★ターゲットを見据え、そのターゲットの行動プロセスと連動した集客を考える
ということかと思っています。
ターゲットを見据えることは、コンテンツを作成するうえでも非常に重要です。
以前の記事で言及したように、同じ商品でもターゲットが異なれば、PRすべき切り口が全く変わりうるからです。
そして、
★ターゲットがとりうる行動を予測し、その行動の中に集客の仕組みを置いておく(または積極的にリーチする)
ということが戦略として重要です。
具体的にとるべきアクション|カスタマージャーニーマップの作成
カスタマジャーニーマップとは、想定されるターゲット(顧客)の体験を視覚的に表したものです。
顧客の一連の行動を予測し視覚化することで、集客のために望ましいタイミング(タッチポイント)の検討や、顧客にとって最も有益な情報=コンテンツをより深堀りすることができます。
カスタマジャーニーマップは様々な作り方がありますが、ベーシックな内容として下記のような要素が含まれています。
1.購入プロセス
目標を達成するために顧客がたどる予定のフェーズを作成します。一般的な購入プロセスの段階を使用して、各段階を水平方向に時系列で記載します。
2.行動
購入プロセスの各段階で顧客が何をするかを詳しく想定検討します。この要素では、顧客が目標を達成するためのさまざまな方法を探ります。
3.思考
ターゲットが、それぞれのプロセスにおいて、どのようなことを考えているかを想定します。
4.感情
例えば「購入する」というアクションひとつとっても、そこには単純な必要不必要ということだけではなく、感情が存在します。
顧客が抱えている「欲しい」「楽しい」「おいしい」といった感情も想定しておくことで、より高度な戦略を取ることも可能になります。
これらを可視化しておくことで、ターゲットに対してどのような手段でアプローチ(集客)するか、検討しやすくなるというわけです。
注意点:作成したカスタマージャーニーマップに固執しないように注意する
カスタマージャーニーマップは、代表的なターゲットの行動プロセスを中心に深堀りすることで、アプローチを模索するのに有効なフレームワークですが、作成したマップはあくまで「一部の仮定」であり、それば全てではないことを忘れないようにするべきです。
特に「顧客のプロセスは一つだと思ってしまう」ことは、非常に危険なので注意が必要です。
また、カスタマジャーニーマップは、戦略立案のための手段であり、これを作成することが目的になってしまわないようにすることも気をつけたほうが良いと思います。
あまり時間をかけすぎず、さっくりしたものを複数作ることができれば理想です。。(難しいところですが)
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