デザインを料理に例えて考えると、理解を得やすいかもしれない
こんにちは。ビーズクリエイト デザイナーの野尻です。
今回は、デザイナーにとって永遠の課題とも言える、「クライアントのデザインへの理解」を得るために、ウェブサイトデザインを料理に例えて説明してみようと思います。
デザインはお皿。コンテンツ(文章や画像)はお皿にのっている料理そのもの
コンテンツ(文章や画像)はお皿にのっている料理そのもの、ウェブサイトデザインとは料理にあったお皿を選び(または作り)、キレイに盛り付けることをイメージしてください。
こうして考えると、重要なのは料理そのもの、つまりデザインよりコンテンツが優先であるとお分かりいただけるかと思います。
おしゃれだけど、正直味がまずいラーメン屋さんがあったとして、このお店が繁盛するのかというと、微妙なところです。(例外はあると思います)
まずは料理そのもの(コンテンツ)の味(クオリティ)を高めることが第一となり、次に料理にあったお皿を用意しキレイに盛り付ける(デザイン)、というのが基本的な流れということになります。
料理を食べるためには、「料理にあったお皿」が必要です。
料理を食べるためには、それを食べるためのお皿が必要です。
このとき、料理を盛り付けるお皿は、「料理に合った」ものでないとおかしなことになります。
例えば、イタリアン・中華・和食では、それぞれ使われるお皿が異なります。
上記の画像で、お皿と料理を入れ替えたらどうなるでしょうか?
ラーメンをイタリアンの浅いお皿に盛り付けたらスープが漏れてしまいますし、イタリアンのパスタを寿司のお盆に盛り付けたら、なんだか脳みそがバグってしまうような違和感を感じそうです。
よくある間違いが、最初にこんなイメージのウェブサイトデザインにしたい!と決めてそこに向かって制作をスタートしてしまうことです。
これは、先にお皿を決めてから料理をするのと同じようなことで、上記の例ほど極端な間違いを犯すことはあまりありませんが、完成してから「何か違うな」ということになりがちなので注意が必要です。
この料理(コンテンツ)に対しては、このお皿(デザイン)が適していますよ、という提案もデザイナーの仕事ですので、明確な戦略を持っている場合を除いて、デザインに関しては基本的にプロにお任せいただくのが成果につながる近道です。
料理を美味しく食べるには、盛り付けるお皿も含めて総合的に考える必要がある
いくら味が良い料理でも、盛り付けが悪かったりお皿が合っていないと台無しとなってしまいます。
デザインは、美味しい料理を、より美味しそうに見せて、より美味しく食べていただくための「手段」とお考えください。
ユーザーが求めているのは、料理自体の味とそれに合った盛り付け・お皿などのビジュアルも加味した、「総合的においしい」料理であるということが原則となります
ビーズクリエイトでは、「コンテンツのクオリティ」にコミットしたウェブ制作プランを提供しています
ビーズクリエイトでは、デザインに関しては一定の水準をクリアするテンプレートを使用しつつ、取材や撮影を重点的に実施する「コンテンツのクオリティ」にコミットしたウェブ制作プランを提供しています。
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先の例にもあげたように、原則として料理で重要なのは、料理そのものの味です。
料理の味を高めることに重点をおき、「お皿」に関してはある程度作り込まれたものをベースにカスタムすることで高いコストパフォーマンスを提供することが可能です。
デメリットとしては、ここで使用するお皿(デザイン)はいわゆる量販品であるため、他社とイメージが重複してしまうことがあり、デザインの独自性という意味では、やや弱い部分があります。
しかし、デザインの独自性は、ビジュアルそのものを価値として売っている業界でなく、特にウェブを活用できていない企業様においては結果に対するインパクトは大きくない場合が多いです。
デザインが無価値と言っているわけではありません。このあたりは事業自体の価値観・世界観につながる部分もありますので、あくまでひとつの選択肢ということになります。
コストパフォーマンス重視で、これからウェブで成果をあげていきたい企業様などにおすすめのプランといえます。
ご興味がわきましたら、ぜひお問い合わせください!