1. HOME
  2. ビーズクリエイトの日々
  3. デスクワークの肩こり・腰痛も癒える? サウナの効能
ビーズクリエイトの日々
サウナの効能によって、肩こりや腰痛を癒す方法を紹介しています。

デスクワークの肩こり・腰痛も癒える? サウナの効能

2021年9月24日 投稿

長野県のWebマーケティング会社・ビーズクリエイトの諏訪です。

新型コロナウイルスも終息するどころか、感染者数が日に日に増加してしまっていますね。

緊急事態宣言も発令され、自粛の必要性が再度見直されている昨今ですが、
在宅ワークなどでデスクワークが増えた方も多いのではないでしょうか?

私自身、ホームページ制作やWebマーケティング事業の会社に勤めているため、会社でも自宅でもパソコンを使った作業がつきものになっています(汗)
そこで伴ってくる課題が、「肩こり」「腰痛」です。

肩こり・腰痛の解消グッズなどもありますが、それだけでは疲労が取れなかったり、または移動や出先での作業では使えなかったりと、不便な部分もありますよね。

そこで今回は、

「肩こり・腰痛の解消グッズなどを使っても症状が良くならない」
「マッサージに行ってもすぐに肩こり・腰痛に悩まされる」
「とにかく体調を良くしたい」

そんな方に向け、私が日頃実践しているサウナの効能を生かした解消法をご紹介します。

肩こり・腰痛だけではなく、身体の全体の疲労回復や不眠解消、集中力の向上などさまざまなメリットもある為、ぜひ参考にしてみてください。

サウナの歴史

簡単にサウナの歴史だけご紹介します。
サウナの起源は2000年以上前のフィンランド、カレリア地方が発祥です。
食料を貯蔵したりスモークするための部屋が、いつのまにか沐浴(もくよく)する場所へと変わり、人々の健康に欠かせないサウナへ進化したと言われています。
(沐浴とはからだを水で洗い潔める宗教的な儀式を指します)

サウナで身体が癒せるメカニズム

歴史の長いサウナですが、なぜサウナで身体の疲労回復や不眠解消などの効果が得られるかというと、サウナに入る中で『ととのう』というメカニズムが起きる事が理由とされています。
この『ととのう』という現象で身体に与える影響が医学的にも証明されています。
(参照:『医者が教えるサウナの教科書』 加藤容崇 著 )

『ととのう』の定義には、

血流が体全体をめぐるのを脳でも感じて視界が揺れ始めて多幸感に襲われる状態。」
「体がふわふわと少し浮かんでいるように軽くなり、どこか飛んでいけそうな感覚。」
「昇天しそうな感覚。」

など、様々な表現がありますが、まとめると『心身ともに非常に調子がいいと感じられる状態』を指す事が多いです。

では上記のような感覚はどのようにすれば実現できるのでしょうか?
実はただサウナに入るだけでは『ととのう』という現象は起こりません。

一般的にサウナで『ととのう』には、「サウナ()→ 水風呂()→外気浴(休憩)」の3ステップを行うことが重要になります。
そしてこの「外気浴(休憩)」のタイミングで『ととのう』感覚を実感できます。

『ととのう』の効能

ここまで、『ととのう』に必要な条件をご紹介しましたが、ここからはこの『ととのう』が身体に与える効能を医学的根拠をもとにご紹介します。

『ととのう』という状態になっているとき、体内では次のような変化が起こっています。

血流
サウナで皮膚表面の血流が増加したあと、水風呂で血管収縮するため皮膚表面の血流が低下、外気浴で平常に戻る

心拍数
サウナで心拍数が上がり、水風呂で心拍数が下がり、外気浴で平常に戻る

自律神経
サウナで交感神経(心と体が興奮状態)が上がり、水風呂でも交感神経(心と体が興奮状態)が上がり、外気浴で副交感神経(心と体が休んでいるリラックス状態)が優位になる。

このように短時間での目まぐるしい体内の変化を反復させるため、非日常的な刺激が心や体の『ととのう』という感覚になると言われています。

ここで「血流」にフォーカスしてみたいと思います。

そもそも血液は、身体を構成する約60兆個もの細胞に栄養と酸素を送り届け、かわりに老廃物を持ち帰る働きをしています。
『ととのう』までの血管収縮運動の中で、血流の流れが良くなります。(血管の収縮がポンプのような働きをしてくれるイメージ)

それにより、血流の流れが良くなる → 血液循環が良くなることで、血液の働きが活発になり、免疫力が上がると言われています。

集中力・発想力が高まる?

集中力・発想力を高める方法を紹介

新規事業を企画したり、新しいデザインを考えたりなど、アイデアがなかなか出てこない時などはありませんか?
実はこれも『ととのう』ことによって、アイデアの質や量が良くなる可能性があります。

そもそもアイデアが煮詰まるときは、脳内のひとつの回路の中だけをぐるぐると回っている状態です。(頭頂葉の動きが鈍い状態
しかし、頭頂葉が活発化すると新しい回路がつながってひらめきが生まれやすくなると言われています。

つまり、頭頂葉を活性化させればいいわけですが、
MEGという超高精度の脳波計で、30人のサウナに入る前と入った後の脳波実験をした結果、
“認識”を司る頭頂葉が大きく活発化していたという実験結果が出ています。

肩こり・腰痛も癒える?

肩こり・腰痛の癒やし方を紹介

サウナに入っているときは基本的に深部の血流低下します。(体を冷やすために血液が皮膚側へ多く流れるため。)
そのあとに水風呂に入ることで、急に皮膚の血管が引き締められて深部の血流増えるので、硬くなって血流不足となっている肩や腰にも血流が流れて痛みが和らぐ効果があります。

これはマッサージなどでは難しい深部の血循環をよくするため、マッサージでは効果があまり得られない方などは特におすすめです。

また、マッサージが1時間で5,000円前後が相場なのに対し、サウナは1000円前後で施設の利用が可能です。
このコストメリットも魅力の一つだと言えます。

脳の疲れが取れ、睡眠の質が高まる?

脳の疲れが取れ、睡眠の質が高まる方法を紹介

睡眠は、レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)の2つの睡眠を交互にループすることで成り立っています。
(このレム睡眠(浅い眠り)の時に夢を見ると言われています)
その中でもノンレム睡眠(深い眠り)が、脳と身体がリラックスする働きがあり、脳疲労が取れる要素にもなっています。

サウナに入った後は、ノンレム睡眠(深い眠り)1.5倍から2倍程度長くなると言われており、しかも、睡眠全体のうちの前半にノンレム睡眠が起こるため、睡眠時間の短い人でも短時間で回復する事ができます。

※1杯程度ならともかく、深酒をすると効果が消えてしまうため注意が必要です。

美肌になる?

美肌になる方法を紹介

サウナにはドライサウナ(乾式)とロウリュをおこなったウエットサウナ(湿式)の2種類があります。

この両者では、「身体の深部の温まりやすさ」に違いがあります。
ドライサウナでは深部が温まりにくいのに対し、ウエットサウナでは
深部まで温まる効率が良いと言われています。

身体の深部体温は通常36.5から37.5度ぐらいと言われていますが、ウエットサウナに入ることで深部体温が38度以上になると、ヒートショックプロテインという物質が出てます。
このヒートショックプロテインは、傷んだ細胞を修復してくれる作用があると言われている為、美肌効果も期待できます。

おすすめのサウナの入り方

ここまでサウナで『ととのう』事で得られる様々な効能をご紹介してきました。

もちろん個人差はありますが、私自身、「肩こり・腰痛」や「睡眠の質が高まる」といったところではすごく効果を実感しています。

そこで最後に、私が実際に行っているおすすめのサウナの入り方をご紹介します。
(最初は慣れないと思いますが、サウナの温度は90度前後、水風呂は10度以下がおすすめです)

サウナのおすすめの入り方

引用:https://diamond.jp/articles/-/230390

【STEP1】
お風呂で体を温める(5分前後)

【STEP2】
タオルで身体の水分を拭き、少し休んでサウナに入る(10~15分)

※温度によって変動はあるため、キツくなったら出る。

【STEP3】
水風呂に入る(2〜3分)

※外気浴の前に、身体の水分を残さず拭き取るのがとても重要です。

【STEP4】
身体の水分を残さず拭き取り、外気浴で瞑想(10〜15分)

ここまでで『ととのう』事ができます。

日頃のストレス発散やリフレッシュ感覚でいくだけでもとても充実した時間が過ごせると思うので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?