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EC管理者必見!購買行動と脳の関係

こんにちは、ビーズクリエイトwebコンサルタントの浦野です。

前回に引き続き、UXデザイナー向けオンラインスクールのInteraction Design Foundationで学んだことをご紹介していきたいと思います。
(前回の記事はこちらからご覧ください)

物を買うかどうかはほとんど脳が決めている

あなたはモノやサービスを買った時、自分の意思で買ったと思っていませんか?

あなたが悩みに悩んで物やサービスを買うと決めた時、一見あなたの意思が決めたように思えますが、実はあなたの脳によって初めから買う買わないかは決められていたのです。

今回は、購買行動における脳の働きに関してお話しします!

3つの構造

人間の脳は大きく分けると、old brain、midbrain、new brainの3つで構成されています。

Old brainは本能的な思考を司り、Midbrainは感情的な思考を司り、New brainは理性的な思考を司ります。

それでは、3つの脳それぞれの役割を詳しく説明します。

Old brain

人間を含む動物は本能的に生命を脅かす存在を察知し、それを避ける行動をとります。

その生命を脅かすかどうかの判断をしているのがold brainです。

動物にとっての最優先事項は生命を維持することのため、無意識のうちに一番初めに反応する脳の部分です。

Old brainが危険だと判断すると、私たちに恐怖という感情を感じさせることで、身の安全を守ります。

オスカー俳優のアンソニーホプキンスが次のようなことを言っています。

Once you accept the fact that there’s nothing to fear, you drill into the primal oil well. I believe when we do things without fear, we can do anything. As long as you don’t worry about the consequences…

恐怖を感じなければ、何でもできる。

つまり、old brainが生命の安全を守るために、恐怖という感情を生み出すことで人の行動や可能性を制限しているということです。

Midbrain

Old brainの次に出てくるのがmidbrainです。

Midbrainは主に好き、嫌いなどの感情をコントロールしていますが、それだけではなく、時に悪いことだとはわかってはいるにもかかわらず、その行動をとらせてしまう働きがあります。

例えば、スカイダイビングやスキーは危険なことにもかかわらず、なぜそれらをする人がいるのか。

それはその行為に対してmidbrainがドーパミンを出し人間に快感を与えているからなのです。

 

New brain

最後にNew brainですが、いろいろな情報を総合的に考慮し、理性的な判断をする役割として知られています。

old brainとmidbrainを経た情報を、最終的に理性を用いて実際に行動するかどうかの判断をしているのがnew brainと思われていますが、実際は違い、new brainはmidbrainが決めた判断(危険だけど、行動する)の、整合性を保つ役割を担っています。

スカイダイビングをする人の脳内を例にしてみると、
old brain:命に危険があるからやめよう!

midbrain:危険だけど、スカイダイビングは楽しいからやろうよ!(ドーパミン放出)

new brain:危険だけど、実際に死んでいる人は少ないし、僕らの判断は間違っていないよね!

つまり、行動するかどうかはあなたの意識に関係なく、無意識のうちにmidbrainが決断を下しており、あなたが意識的に判断していると思っていることは、実はmidbrainが勝手に決めたことの正しさを証明しているだけなのです。

3つの脳と購買行動の関係

人が物を買うか買わないかという判断も、実はmidbrainによって決められています。

ブランド品に対して、たくさんのお金を払ってしまう行動の裏には、そのブランドに対してmidbrainが快感を感じ、ドーパミンを出しているからなのです。

つまり、midbrainに快感を感じてもらうことさえできれば、なんでも売れることができると言えます!

ホームページやECサイトでも、そのデザインそのものや、発信する情報によって見ている人のmidbrainに影響を与え、購買行動を促すことができます。

効果の出るwebサイト制作やコンサルティングに興味のある方は、ビーズクリエイトまでお問い合わせください!

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