頼み事をする時に使える話し方【DESC法】とは
営業の鈴木です。
本日は商談やプレゼン、会議、または誰かになにかをお願いする時に使える話し方についてお伝えします。
この方法を使えば、相手の感情をケアしながら自分の気持ちや意見を率直に伝える事ができるようになります。
DESC法とは
自己主張が苦手な人がよりよく自分の意見を伝えられるようにするために開発されたアサーションと言われるコミュニケーションスキルの一つです。
アサーションとは
「アサーション」(assertion)とは、より良い人間関係を構築するためのコミュニケーションスキルの一つで、「人は誰でも自分の意見や要求を表明する権利がある」との立場に基づく適切な自己主張のこと
以下の順番で伝えることによって、相手の感情をケアしながら自分の気持ちや意見を率直に伝える事ができます。
- Describe 状況描写(事実)
- Explain 示す(自分の意見)
- Suggest 提案
- Choose 選んでもらう
DESC法の活用事例
例:上司からの急に明日までに対応してもらいたい仕事を依頼された時
Describe 状況描写(事実)
実は明日の15時までにお客様へ提出しなければいけない資料の作成をしております。
現在の進捗状況だと明日の14時くらいまではかかる見込みです。
Explain 示す(自分の意見)
〇〇さんが大変な状況もよくわかりますのでお手伝いしたいところなのですが・・。
Suggest 提案
ちなみにその業務の最終的な期限はいつまででしょうか?もう少しお時間頂く事は可能なものでしょうか?
Choose 選んでもらう
A案:最短で対応するのが明日の15時以降になりますので、明後日の17時までお時間を頂ければ対応可能です。
→上記A案が却下された場合
B案:または、その仕事の分野であれば〇〇様が適任ではないかと思うのですがいかがでしょうか?
このようにDESC法を使う事で「忙しいから無理です」というような角が立つ断り方ではなくて、相手の感情をケアしながら自分の気持ちや意見を率直に伝える事ができます。
DESC法メリット
- 相手に納得感をもってもらいながら自分の主張を伝えられる
- 相手との信頼関係を築きやすい
4つの段階(DESC)に分けて話をする事で相手を批判したり、攻撃的な内容にならないように論理的かつ相手の感情に訴える伝え方をする事が可能です。
まとめ
- DESC法は相手の感情をケアしながら自分の気持ちや意見を率直に伝える事できるフレームワーク
- DESC法を身につけることで人への頼み事(自己主張)を円滑にすることができる
- DESC法はお互い納得できる点を見つけるもので自分の主張を押し付けるものではない