コンテンツマーケティングの基礎、”AISAS(アイサス)”って?
こんにちは、ビーズクリエイト コンサルティングの恩田 さつきです。
ビーズクリエイトでは、「定例アウトプット」という時間を設定し、業務に用いた知識の共有を行っています。
先日、見込み客にサイトへ訪問してもらい資料請求や商品・サービスの申し込みを行ってもらう手法『コンテンツマーケティング』に関して調べていました。その際、AISAS(アイサス)というキーワードが気になりました。
今回は、このAISASに関して、詳しく解説させていただこうと思います。
AISASとは?
AISASは、Attention(認知)・Interest(関心)・Search(検索)・Action(行動)・Share(共有)の頭文字を組み合わせた造語で、大手広告代理店(株)電通が商標登録をしました。インターネットが普及している現代において、消費者が商品を認知してから購入するまでの行動を表しています。
現代の消費者は、企業の商品を知って興味・関心を抱き、購入に踏み切る前にGoogleなどの検索サービスで情報を得る傾向があります。また、商品を購入後、ブログやSNS、クチコミサイトなどで、商品やサービスの感想などを投稿し、情報共有(Share)をする行動も見られます。
AISASはもともと、AIDMA(アイドマ)という造語がもとになっています。AIDMAはAttention(認知)・ Interest(関心)・ Desire(欲求)・ Memory(記憶)・Action(行動)の頭文字を組み合わせたもので、インターネット普及前、新聞・テレビ・ラジオ・雑誌が普及していた時代の消費行動を表しています。
社会にAISASが見られる前、消費者は「過去の自分の体験」をもとに商品の購入をする傾向がありましたが、インターネットが普及している現代は、「周囲の意見」も購入の判断材料にしています。広告やマーケティング施策は、AISASの各プロセスにあてはめて施策を検討することが有効です。
AISASの各プロセスにマッチ ヒット商品『ハリッサ』
例として、以前、某テレビ番組で紹介されていた、唐辛子をベースにした地中海生まれの万能調味料「ハリッサ」を、AISASの観点で整理してみます。
視聴者はあまり見慣れない商品を認知し(Attention)、それが本場の料理だけでなく日本人の日常的な食、おにぎりや餃子などにも合うことに関心(Interest)を示しました。ハリッサに関心を持った視聴者は、商品を扱う通販サイトや店舗を検索(Search)し、ハリッサを購入(Action)。購入後、ハリッサを用いた料理の感想をSNSで拡散(Share)し、他ユーザーの購入意識を誘発しました。
今回、ハリッサというニッチな商品を人気番組が紹介し、且つ、特設通販サイトが設置されていたことから、商品の需要が高まったとも考えられます(あまりの需要に、番組放送中に売り切れと入荷待ちが発生)。
【参考】
「AISAS(アイサス)」とは?~今さら人に聞けないマーケティング用語をおさらい!
「AIDMA(アイドマ)」とは?~今さら人に聞けないマーケティング用語をおさらい!
AISAS(アイサス)とは? ネット社会の消費者行動を読み解くポイント
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最後までお読みくださり、ありがとうございました。来月以降も、また新しい情報をお伝えできるよう、日々の業務に励んで参ります!
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