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WEBサイト分析ツールについての考え方

ビーズクリエイトの提供サービスの中にはWEBサイトの制作だけでなく、WEBサイトの分析・コンサルティングも含まれています。
サイトの分析には各種ツールを使っていますが、骨子となるツールはやはりアナリティクスです。
つい最近、アナリティクスの大きな刷新もあったので、改めて当社が使っている基本ツールがどんなもので、どのように考えて運用しているか紹介したいと思います。

サイト分析で使われるアナリティクスとは

正式名称は『Google Analytics』で、Googleが提供している無料のWEBサイト分析サービスです。
基本的にはWEBサイトの中身(ソース)を編集できるのであれば、どんなWEBサイトにも組み込みが可能です。一度WEBサイトへ組み込めば、後はアナリティクス側の画面のみで完結できます。

アナリティクスではWEBサイトの訪問者データを数値やグラフ等で視覚的に確認することが可能となります。
多くのデータが数値化できますが、本当に多いので以下に一例を。

 #WEBサイト全体の訪問者数、リピート率、1訪問のページ閲覧数
 #訪問者の年齢層、性別、地域、閲覧環境
 #サイトへの訪問経路、検索したキーワード
 #サイト内のよく見られているコンテンツやページ
 #問い合わせや電話発信の回数

ただしこれだけでは……

アナリティクスでは実に多くのデータが数値化されますが、アナリティクスはWEBサイト訪問者のデータを提供してくれるだけで具体的なアドバイスはありません。ですので、これだけではWEBサイトは良くなりません。
例えばWEBサイトを良くしたい場合、これらのデータを元に思考する必要があります。

当社では、WEBサイトのコンサルティングも行っており、アナリティクスで得られたデータを元に分析し、レポート化してそれぞれのお客様に現状と今後の戦略を提案しています。
先述したアナリティクスで得られたデータを元に、

「貴社のWEBサイトは、30〜40代・男性のPCでの閲覧が多く、検索キーワードを踏まえるとビジネス関係での『取引先の候補探し』としての訪問が多い」

といったようなWEBサイト訪問者のプロファイリングをします。
こうして多数を占める訪問者の層と目的が読み取れれば対象が明確になるので、具体的な方針が立てられるようになります。

「それでは取引先向けの情報をWEBサイトで拡充していきましょう」

といったように、方針に対して最大限の効果を発揮できる方法を私達が提案しています。
実施した施策は数ヶ月単位で都度結果を見直すことで、施策の精度向上や実施済み施策とは別種の施策提案もできるようになります。

戦略に落とし込むには得られた所感、推測が肝要

アナリティクスは無料で得られるデータも多いので、様々なところで導入されていますが、それを元に戦略に落とし込むには知識や経験が必要となってきます。
もし、自分でWEBサイトに組み込んで、WEBサイト改善のツールとして使っていきたいのであれば、目的と指標を明確にすることを強くおすすめします。

最初にWEBサイトで目指す目的を明確にし、その目的に対する成果を示す指標を定めることで、優先度を付けて戦略を展開していけます。
ついついWEBサイトの訪問者数を増やしたい、問い合わせ数を増やしたいと欲張ってしまいますが、それは本当に大事なことでしょうか?
もし求人応募を目的にしたWEBサイトであるなら、WEBサイトの訪問者数を増やすより、求人応募のメール送信完了に至らなかった離脱率を改善するほうがずっと大事かもしれません。

目的により、手段は幾らでもありますし、指標によっては方法もまた幾らでも変わります。
アナリティクスは便利なツールではありますが、ツール以上のものではありません。
ただ、使う人間が解っていれば、WEBサイトの分析において頼もしいツールとなってくれます。

ビーズクリエイト(株式会社唐沢農機サービス インターネット事業部)
〒389-0502 長野県東御市鞍掛846-1 TEL:0268-71-0090

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