難しい要望もやり方次第で解決できる?話題のハッシュタグの傾向と対策
こんにちは。
デザイナーの野尻です。
時事ネタとなりますが、最近Twitterのハッシュタグで「#クリエイターよくわからん指示選手権」というものが流行っております。
要するに無茶振りされた自慢大会みたいなものなのですが、笑えるものからちょっと笑えないレベルのものまで、みなさん苦労してるんだなーと思った次第です。
ただ、中には一見無茶ぶりですが、コミュニケーション次第でどうにかなりそうなものや、対策できそうな内容もありましたので、今回は「無茶ぶり」別に傾向と対策をまとめてみたいと思います。
右を向きながら左を見ろ系
・ポップで落ち着いたデザインでお願いします。
・もうちょっとメタリックっぽい普通な感じの色にしたい
何が問題なのかというと、要望の中に相反する要素が含まれていることです。
↑の例でいうと
ポップ ⇔ 落ち着いた
メタリック ⇔ 普通
これは相反する要素なので、どちらか一方を表現するともう一方を表現するのが厳しくなります。
デザイナーからすると、まさに右を向きながら左を見ろ的な無茶ぶりと感じてしまうわけです。
対策
右を向きながら左を見るのは難しいことをきちんと説明し、理解を得ることが大切と思います。
そのうえで、どちらを向くかを決めましょう。
さらに「右を向きながらできることもある」というような提案もできればベターとおもいました。
例えば
ポップ + シンプル
メタリック + 高級感
こういう要素は両立可能なので、コミュニケーションを取りながらベストな方向性を探ることができれば幸せになれるかもしれません。
要領を得ない系
・いい感じにしてください
・これをもっとクリエイティブにしてください
これは、ある意味クリエイターの実力が問われるオーダーと思いました。
ざっくりした要望は、逆にいえば「好きにしていい」ともとれますので。
クライアントとの信頼関係ができていれば、単純に「いい感じ」に仕上げてあげれば良いわけです。
ただし、出来上がったあとに「なんか違う」という状況を生む危険性をはらんでいます。これが一番怖い
対策
クライアントにとっての「いい感じ」がなにかを、できるだけ明確にする必要があると思います。
すでに世に出ている事例をいくつかピックアップして近いイメージを模索したりするのが良いかと思われます。
魔法使い系
・今撮った駅前の写真だけどここに写ってる人、消しといてくれる?
・画像に写ってない部分の画像って見れますか?
・このビルを消して向こう側の景色を入れといて
画像を渡されてこんなオーダーをいただくと、どうしたもんかと途方にくれてしまうことも、、、
いかにクリエイターといえど、限界があることご理解いただくことも必要なのかと思います。
対策
基本的には厳しいオーダーですが、photoshopが解決してくれることがあります。
Photoshopで人や物を削除する5個の超簡単テクニック 完全まとめ
http://photoshopvip.net/remove-anything
ただし、条件が整った画像に限りますので、過信は禁物です。
番外
・「身体の欠損に見えるとよくないので、ドラえもんに指5本たせますか?」
_人人人人人人人人人人人人人人人_
> 耳かじられとるのはええんか? <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
個人的に好きなツイートでした笑
ツッコミどころ満載ですが、とりあえず突っ込んだ感じが
ものすごくパチもんくさいドラえもんに仕上がりそうですね!