検索順位を下げるWEBサイト・上
こんにちは、ディレクターの伊藤です。
今回は検索順位を下げてしまうWEBサイトの原因をお教えします。
WEBサイトを探す時、ほとんどの人はGoogleやYahoo!などの検索サイトを利用されていると思います。
特に国内ではGoogleが圧倒的なシェア率で75%の人がWEBサイトを調べる時にGoogleから検索しています。
(データ元:https://gs.statcounter.com)
その為、WEBサイトを持つ人達は少しでもGoogleの検索順位を上げる為に日々努力しているわけですが、Googleの施策で常に右往左往しています。
そんなGoogleが行っている施策の一つに「セキュリティの低いWEBサイトは検索順位で優遇しない」というものがあります。
言い方を変えるとセキュリティ対策をしていれば、良いWEBサイトとして検索結果で優遇するとGoogle自身が明言しています。
その、Googleが評価基準にしている対象もはっきりと明言されています。
それは個人から企業規模まで、全てのWEBサイトに該当ーーー備わっている普遍的なものです。
ですがその割には「そんな重要そうな話は聞いたことがない」という方は多いのではないでしょうか?
実はGoogleが評価基準としているものはネットの世界では一般的でも、その対象に対する知識というのはそこまで一般的ではない為です。
いい加減ネタバラシしますと、その対象は『ドメイン』です。
ドメインとはWEBサイトを開いた時に画面上のURL部分で表示されている英数字の羅列ですね。
仕事としてWEBサイトに携わる人以外では、新しくWEBサイトを立ち上げる時の名付けや特定のWEBサイトに直接訪問する時に意識するくらいではないでしょうか。
詳しく説明しようとすると今回の話から脱線してしまいそうなので、ドメインもURLもWEBサイトの住所を示すもの程度の認識で大丈夫です。今回の話ではドメインよりも目にする機会が多い『URL』で呼称を統一します。
さてこのURL。当社サイトを例として、URLだけ見てセキュリティの有無を見ると以下のようになります。
セキュリティ有り https://www.bscre8.com
セキュリティ無し http://www.bscre8.com
パッと見では違いが分かりづらいかもしれませんが、先頭部分のhttpの末尾に『s』が付いているか・付いていないかの違いがあります。
細かい話を置いておけば、httpsになっているものがGoogleの言うセキュリティ基準を満たしたものです。
更に見た目の違いを付け加えると、Google ChromeでWEBサイトを表示した時、URL部分の左側に鍵マークが付いているサイトと付いていないサイトを見たことがあると思います。
『https』だと鍵マークが付き、『http』だと「保護されていない通信」と表示されているはずです。
少し前まではこのような表示はされていなかったのですが、2018年の頃からGoogle ChromeでWEBサイトを見た時、httpsではないWEBサイトは「保護〜」という警告が表示されるようになりました。
そしてGoogleがセキュリティがしっかりしていると判断して検索結果を優遇するのは『https』となっているWEBサイトです。
ではこのsのある・なしの違いはなんでしょう?
それはSSL(Secure Sockets Layer)に対応しているか否かです。
噛み砕いた言い方をすると、WEBサイトで行う通信を暗号化する仕組みのようなものです。
具体的な事例としてはWEBサイトに設置されたお問い合わせ画面で情報を入力すると、メールになってWEBサイトの管理者に送られます。
この過程の通信を第三者に盗み見・改竄されないようにガードする仕組みのようなものです。
この仕組みがONになっているWEBサイトのURLは『https〜』になるというわけです。
一般的にはこれを「SSL化」と呼んでいます。
さて、前述した中で「保護されていない通信」の表示について『警告』と表現しました。
SSL化していないWEBサイトには様々なリスクがつきまといます。
そちらも紹介したいと思います。……が、
長くなりましたので、また次回に続きます……
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