Q.ネガティブなキーワードでの流入が多いので対策してほしい
A.テクニカルな対策手段はありません。誠意のある事業運営とコンテンツ作りの積み重ねが大切です。
検索エンジンを使っていると出てくる「予測変換」に思わぬキーワードがでてしまったら・・・
「「株式会社●●_ブラック」のようなキーワードでの流入が増えてきた、SEO対策で防ぐことはできませんか?」
というご質問を度々いただきます。
このように、会社にとってマイナスになる情報をネガティブなキーワードで検索してくるユーザーが妙に増える原因の一つとして、検索エンジンのサジェストと呼ばれる予測変換機能が挙げられるのですが、結論からいいますと、完全な対策はできません。
予測変換(キーワードサジェスト)とは
自分が入力している最中に、その下に「おすすめキーワード」のようなものが出てくると思います。
これがサジェスト(予測変換)と呼ばれるものです。
「もしかしてコレを検索しようとしていませんか?」
「みんなはこういうキーワードを使ってますよ?」
といったように、おすすめキーワードをgoogleやYahooなどの検索エンジン側から気を利かせて教えてくれる機能です。
風評被害を受けかねないネガティブなおすすめキーワードが出ないようにできるのか?
まず、多くの人が検索した、または検索しようとしている単語を解析して自動的に表示する。というサジェスト自体の仕様は検索エンジンを開発している企業にしか変える事ができません。
根元を絶つ方法として、ネガティブな記事を公開しているウェブページの管理者に1件ずつ申し立てる事もできますが、応じてもらえるとは限りません。
ではどうするか?
おすすめしている対策は以下の3点です。
- ひた隠しにしようとしたり、しらみつぶしにクレームを出すとかえって被害が増す可能性があるのでどっしり構える
- そのようなキーワードで多くの人に検索されないようなサービス、顧客対応、社内環境、商品となるよう日頃努める
- 「そのようなところではない」という気持ちを込めた誠意ある姿勢を自社ホームページなどにしっかり記載、アピールできるような内容にしていく
抽象的に思うかもしれませんが、本質であると考えます。
例えば「ビーズクリエイト ブラック」と出てきたとしても、
そうではない体制へと改善する、しようとする。
そしてそれをしっかりと発信する。
それが一番の対策です。
火のないところに・・・ではありませんが、よろしくない事実である場合もあります。
が、それをごまかさずに受け止めて改善する姿勢はSEO対策においてだけでなく、事業全体の信頼度保持のために大切な事です。