“ノウキナビ”って、見たことがありますか?
先月29日、関東甲信が梅雨明けしましたね。気象庁が6月に“梅雨明け宣言”をしたのは初めてのケースだそうで、梅雨の期間も23日間と、最短になりました。
日本の、というか地球の気候はこれからどうなっていくんでしょう。“老い先短し”66歳のわたしとて、あと20年ぐらいは“ピンピン”してて、突然“コロッ”といくのを理想としているので、ここのところの天候異常ちょっと心配です。
さて、毎回、わたしが編集しているPR誌の記事を紹介していますが、今回は、わたしたちが運営している、中古農機売買サイト“ノウキナビ”のブログからのものです。
皆さん、農機具なんて興味ないと思いますが、この会社が農業という超アナログの世界に、いち早くITを導入したことだけでも知っていただければと思って、とり上げました。
2015年10月29日に公開されたブログ、「刈払機の混合油(ガソリンとオイル)の割合は100:1オイルがオススメ」を記事化したものです。
刈払機やチェーンソーの混合油は、100対1がおすすめです。
燃料の混合比はいろいろ
農作業も本格的にスタートして、もうじき草刈りも始まりますね。そろそろ刈払機の出番ですが、いなお使いの機械に入れる混合油の比率はどんな割合ですか?一般的に25対1や、50対1が多いかと思います。
なぜ2サイクルは混合油?
ご存知のように、刈払機のエンジンは2サイクル。4サイクルとは違い、ガソリンにオイルを混ぜることによって焼き付きを防いでいます。混合比はともかく、2サイクルの場合、ガソリンにオイルを混ぜるのは不可欠。ガソリン単体で使うと10分ほどでエンジンは止まってしまいます。
オイルは薄い方が良い
オイルはピストンとシリンダーとの潤滑剤になって摩擦熱を抑える大切な役割をしていますが、ワルさもするのです。ガソリンより燃えにくいオイルは、燃えカスとなり、マフラーを詰まらせたり、プラグに付着したりしてエンジンの効率を低下させてしまいます。なので、できるだけオイルの量を少なく配合した混合油が良いとされています。
問題はオイルの性能
とはいっても、混合油はオイルが少なければ少ない方が良いというワケではありません。燃焼効率は上がり、燃えカスの発生は抑えられますが、焼き付きのリスクが高まるからです。そこで、重視したいのがオイルの質になります。限りなく性能を高めたオイルは少量でも焼き付きが防げ、薄くても使用が可能。比較的に高価ではありますが、使用量が少ないことを考えるとコスト的には一般的なオイルと遜色がないといえます。
比率は100対1でもOK
刈払機などにはメーカーによって、“25対1”や、“50対1”といった、混合油の混合比率が指定されています。これは、標準的なオイルを想定した比率です。なので、「100対1でも使用可能」とされたオイルを混ぜた燃料は、メーカーの指定比率に従わなくても問題なく使うことができます。
くれぐれも計量は正確に
ただし、注意点がひとつ。混合する時に、目盛りの付いた“混合容器”で正確に計り、100対1以下の比率にすることが重要です。98対1とか、濃くなる配合なら大丈夫ですが、ちょっとだけオーバーの101対1でも焼き付きにつながってしまいます。あらかじめ混合させたものも販売されていますが、使用期間は1年ほど。機械を使うたびにご自身でつくられた方が、期間を気にすることもなく、お財布にも優しいですね。