ITを農業に取り入れたりもしています。
ここ信州にもやっと春が来てくれました。でも、“梅は咲いたが、桜はもうちょっと”。北アルプスは真っ白に冠雪しています。
まわりの田園地帯では、もう農作業が始まっており、道路では走るトラクターを追い越したりしたりしている今日この頃。この会社の母体である農機具屋も、そろそろ、こちらもフル稼働体制に入ります。
そして、昨年、新たにグループとなった農業部門“カラサワファーム”も、イキイキと動き出しました。
そんなワケで、毎回、わたしが編集してるPR誌の記事のご紹介は、“カラサワファーム”の内容にしたいと思います。
農業事業部「カラサワファーム」のビジョンは、
“新しい農業の仕組みをつくる実験場”です。
井上 隆太朗が語る農業事業部「カラサワファーム」
農機事業部「カラサワファーム」は、農機事業とインターネット事業をサークルにする3本目の柱です。いままでは2点でしたが、3点目ができてサークルになり、その輪が円滑に回るようになると思います。
カラサワファームは、農機部門から最新の農機具を導入し生産効率を上げ、買い替え時期には中古として売却。それを農機部門が整備してインターネット部門が運営する“ノウキナビ”という中古農機売買サイトで販売します。
また、カラサワファームは、インターネット部門に蓄積されたマーケティング・データを基に、“売れる農産物”を栽培。収穫物は、ネット販売されることになります。
いまは当社内だけの小さなしくみですが、ゆくゆくは東御地域全体に拡がる輪になればいいなと思っています。
“実験場” としての試みはいくつか実現していますね。冬にできるイチゴのハウス栽培がそのひとつ。「冬場に売る作物がない」という地元農家さんの声に応えたものです。
去年の10月にはシャインマスカットを台湾へ初輸出しました。これも、良質な東御の農産物の市場を世界にも求めてみようという、地元を活性化させるための試金石です。
まだ初期段階ですが、“サラリーマン農業”も本格化させたいですね。会社に通勤するような感覚でカラサワファームに通ってもらう。新規就農希望者が、資金なしで農業を始められる利点がありますからね。ま、わたしが、その社員第1号ではありますが。