エンジニアの君へ。
日本のどこかにいる、まだ見ぬITエンジニアの君へ。
仕事をやめたいと思ったことはないかい?
残業時間やプレッシャーだけは多いくせに、評価されにくく給料は安い、この職種。
いい加減な人ほどすぐ辞め、責任感のある人ほどうつ病になってしまう、この業界。
こころを病んでしまったエンジニアを、ぼくは何人も見てきた。
ほんの少しのミスも許されず、他の職種なら笑って許されるような小さなミスも、
職場環境によっては怒号で返されるエンジニア。
どうしようもなくつらい時は、本当はこころもからだも休めて欲しいのだけれど。
君にのし掛かっている負担が、それを許さないんだよね。
休日にサービス出社を余儀なくされているかもしれない。
もしかすると君はこの記事を、誰もいない深夜の社内で、休憩中に読んでくれてるかもしれないね。
そのトンネルの、出口は見えていますか。
出口にたどり着いたとき、エンジニアだからこそ得られる喜びが、待ってくれていますか。
出口が見えている君、喜びを予感している君は、まだ大丈夫。
今の業務は君を更に一回り成長させる。
もう少しだけ、がんばってみよう。
出口の見えないトンネルにいるきみ。
トンネルの出口にたどり着いても、喜びが込み上げてきそうにないきみ。
そう、「きみ」だ。
ぼくはきみに語りかけている。
もう一度、自分の価値を見つめ直してほしい。
本来、きみの人生はもっと自由で、構築やコーディングやバグ修正なんかに
起きている時間のほとんどを費やしていてはだめな筈なんだ。
仕事は仕事、プライベートはプライベートでもっと悠々自適に過ごすべきなんだ。
きみにはどこへでも行ける足があるのに、世界中に繋がっているインターネットを駆使しながら
一日中イスに座っているなんて、ばかみたいじゃないか。
培ったスキルを周りに評価されず、責任感のある、誰にも言わないけれど本当は苦しみの最中にいる、
やさしいきみ。
ぼくはきみに会いたい。
願わくば、一緒に仕事がしたい。
この数年間、エンジニアが働きやすいムードをぼくはこの会社で作ってきた。
小さな障害やバグが発生した際は、エンジニア個人よりも組織や管理体制を問題視する文化を作ってきた。
クリティカルなインシデントは、上層部が責任をとる風土を作ってきた。
会社に一人しかいないエンジニアだけど、ぼくは今度長期休暇をとって海外にでかける。
こんな記事を企業ブログに掲載できていることでも、当社の雰囲気を少しでも推し量ってほしい。
先にも述べた通り、いま、この会社の エンジニア/プログラマ はぼく一人だけなのだけれども、
ぼくもそろそろ限界。
仕事が溢れ、どれだけ集中しても定時に帰られない日が増えつつある。
きみの力がほしいんだ。
もしきみがぼくより有能だったら、将来システム部門長を任せてもいい。ぼくも負けないけどね。
当社で働く上でいちばん大切なことを、きみに伝えておくね。
エンジニアとしてスキルはもちろん高い方がいいのだけど、
実はぼくは、採用基準でそこはあまり重要視していない。
それ以上に、社員全員が同じ方向を見ていることの方が大切なんだ。
この採用情報ページ を始めとしたビーズクリエイトのホームページや、
当社の母体である唐沢農機サービスのホームページを一通りみて、
ぼくらの仲間になってみたいと感じたなら、ぜひともこちらからエントリーしてほしい。
近くの方は、エントリーする前に連絡もらえれば、社内見学だけに来てくれたってだいじょうぶ。
遠くの方もだいじょうぶ。スカイプで面接できるし、なにを隠そう、この会社の半分は県外出身者なんだ。
事実、ぼくは九州出身だったりする。疎外感を感じることは微塵もないよ。
魅力を感じてくれても、やっぱり諸事情で当社にエントリーできない場合もあると思う。
うん、それは仕方ない。
でも、きみのこころのためにも、きみを思ってくれてる人のためにも、
頭の中がぐちゃぐちゃになってどうしようもない時は、ズル休みでもして休んでね。
長い人生、そういう時もあるさ。