企業ブログでアクセス数を稼ぐための、記事の書き方
企業ブログでアクセスを稼ぐために、ブログ執筆担当者はどう記事を書くべきなのか。
本記事では、企業ブログでのアクセス数の稼ぎ方・書き方について、小難しそうな用語やツールを使うことなく、失敗しないための方法を記す。この記事のやり方に沿ってブログ記事を書けば、企業ブログのアクセス数は今よりも増えることになる。
初心者にとって難しいと感じるような事は一切書かない。こういうテーマについて書かれた記事をインターネットに明るくない方が読む際、検索ボリュームやら SEO やら パーマリンクやらと、聞きなれないキーワードが登場し、初心者はその時点で抵抗を覚えてしまうだろうから。
この記事を読む上で覚えて欲しいたった 1つのアルファベットのキーワードは、”Google“。 ただそれだけ。
Google (グーグル) とは、インターネットで検索するときに使う、大手の検索エンジンである。Yahoo (ヤフー) に馴染みのある方は、本記事の Google をすべて Yahoo に置き換えて読んでいただいても効果がでる。
ブログ記事のテーマを決める。
まずはここからである。いくつか、自分が企業ブログについて書いてみたいネタ、つまりテーマを決めよう。
テーマが決まったら、さっそく Google を開いてほしい。そして、検索ボックスにそのテーマとスペースを入れてみよう。
Google の検索ボックスにその他の検索候補が出てきたらシメたものである。逆に、候補が出てこなければそのテーマの記事は執筆してもあまりアクセス数を見込めない。別のテーマを探そう。
今回のブログ記事を執筆するにあたって、私には 2つの候補があった。
ひとつは企業ブログでコーポレートサイトのアクセスを増やす方法。もうひとつは企業ブログから人材を獲得する方法。
上記画像を見ていただくとお分かりの通り、”企業ブログ あく” と入力するとすでに “企業ブログ アクセス数” で検索候補がでる。反面、”企業ブログ 求人” の検索候補はでてこない。
検索候補がでるということは、Google で多くの人が検索しているということを指す。多くの人が検索しているということは、多くの人の目に止まりやすいこととなる。そのテーマについて記事を執筆しよう。
検索候補がでないキーワードについては、記事を書いてもアクセス数アップの効果は見込めない。あなたが素晴らしい記事を書いたとしても、検索し、読まれなければ意味がない。別の良いテーマを探そう。
タイトルについて
記事のタイトルについても、Google の検索候補を意識して書くこと。また、タイトルに書かれるキーワードの順番も意識すること。
Google では、記事のタイトル(ページタイトル)が検索順位に影響する事をなんとなくご存知の方もおられるかもしれない。このタイトルだが、キーワードが最初にくるものほど検索した際にヒットしやすくなる。
たとえば、”企業ブログ” というキーワードでの流入を狙った記事を書く際、
「企業ブログのアクセス数をかせぐための、記事の書き方」と
「アクセス数をかせぐための、企業ブログの記事の書き方」では、前者の方がより効果が出る。
書き出しについて
今回は初心者にとって小難しそうなツールやノウハウを使わずに、という条件なので書き出しも重要になる *。
間違っても「こんにちは。まだまだ寒いですので春が待ち遠しいですね〜」等と挨拶から書き始めてはならない。何も考えずにブログ記事を投稿すると、Google で検索した際、検索結果に表示される文章は(大抵は)冒頭のものとなる。
この部分は検索結果の表示ランキングには影響しないが、クリックを促す重要なものとなる。
この検索結果の赤い部分に
「こんにちは、ビーズクリエイト・エンジニアの箱田です。いよいよ平昌オリンピックが開幕しましたね。
日本は一体いくつの金メダルを獲得できるのでしょうか。
私は日本代表選手では、男子フィギュアスケートの羽生結弦選手をイチオシで応援しています!
選手の皆さんには、より多くの金メダルが獲得できるよう、精一杯頑張って欲しいですね!」
などと書いてあったらどうだろうか。
大抵の人は検索したキーワード、つまり欲しい情報である “迷惑メール” とは程遠い内容が記載されているため、クリックはしないであろう。
つまり、ブログ記事の書き出しは、この記事では何が書かれているのか、記事を読むことでどういった情報を得ることができるのかを、判断させる文章でなければならない。
*注 meta タグの description で検索結果に表示される文章は本来は制御できる。
記事のテーマに沿って検索した人が本当に欲しい情報であること
最初に、検索されるべきキーワードを選定した。
そのキーワードで検索して記事を見つけてくれた人にとって、有益な内容であるかを常に考え文章を書くこと。
質の低い記事は、いっそボツにした方が良い。そのブログ全体の価値を下げ、検索順位に影響しかねない。
文字数は 1,500文字以上
ひとつの記事の文字数は、日本語で 1,500文字以上が好ましい。
例外もあるが、基本的に Google では長いコンテンツほど、検索順位が上になる傾向にある。
ただ、文字数が多い方が良いからと、中身のない文章を書き連ねてはならない。
1,500文字という制限は必ずしも守る必要はないが、その記事に沿った内容で、企業ブログだからこそ書ける、他所の業界ではあまり知られていないことを書いていけば、1,500文字は優に超えるはずである。
キーワードを散りばめる
最後にダメ出しとして、アクセスアップのためにキーワードをブログ記事内に散りばめる。
Google を開き、最初に設定した記事のキーワードとスペースに続けて、五十音順で「あ」〜「を」まで入力する。
今回の記事であれば、”企業ブログ” というキーワードに続き「あ」から入れていくと、
「か」で “書き方”、「こ」で “効果”、「し」で “失敗” といった、本記事に関連しそうなキーワードが見つかった。この記事を読み直していただければ、これらのキーワードが違和感なく挿入されていることを確認できるであろう。
以上。企業ブログがアクセス数を増やすためにもっとも効果的な方法は、たったこれだけである。
小さなことを気にすれば、もっと多くの気を配るべき点はあるが、そこは他のハウツーサイトを参照されてほしい。
小難しいツールを使わずとも、Google ひとつでブログからコーポレートサイトへのアクセス流入数を増やすことは可能なのである。
Webコンサル会社にコーポレートサイトのアクセス数を増やしたいと相談した際、やれパーマリンクを最適化しろだの、やれ Adwords広告を出稿するだの、やれ弊社のライターにお任せあれだの、イチWeb担当者だけでは判断しにくい提案を最初にする会社は信用すべきではない。
費用をかけずとも、普段書いているブログ記事の書き方を担当者が気をつけるだけで、コーポレートサイトへのアクセス数を何倍にも増やす事は十分可能なのである。
事実、本記事に書いたことを心がけるようになってから、私のブログ記事の月間PV数はこの3ヶ月で 47倍 となった。
さらにアクセス数を増やしたい、競合よりも Web戦略で優位に立ちたい、と考えるようになってから、ビーズクリエイトへ相談してもらえば良いのである。