地道に、“地元”を“地方”を元気にする“地力”があります。
わたしが仕事をしている「ビーズクリエイト」は長野県の東御市というところにあります。
こないだまで、雨の日が続いていて、ロクに青空を拝めませんでした。どこもそうだったと思いますが・・・
で、やっと秋の晴天になったある日、西の方をフト見てみると、なんと北アルプスが冠雪してるじゃないの。
長野に来て3年目になるわたしにとって、年を追うごとに恐怖になっている“悪魔の冬”の前ぶれ。さっそく、厳重に冬眠の準備を始めました。
さて、前回はわたしが編集している「唐沢農機サービスだより」という“唐澤農機サービス”のPR誌1号目の記事をご紹介をしましたが、今回は2号目。
5月に東御市ローカルで配布された記事の一部を載せたいと思います。
「ノウキナビ」は、農の心とインターネットが融合した、中古農機市場の新しい「カタチ」です。
唐沢農機サービスは農機具を販売したり、修理したりして、地元の農家の方々を応援し続けている会社です。これまで、農機具販売に関しては新品が主で、お客様はその機械の寿命が尽きるまで使い続けるのが常でした。
ただ、時代の流れのなかで、いったん世に出た新品の農機は、中古として新しい価値を生むようになってきていました。実際、お客様からも「いまさら新品でもないから、程度の良い中古品はないかな?」とか「使ってない農機が倉庫で眠っているんだけど、売れないかな?」といった声をたくさんいただいています。
いろいろなモノがインターネットで売り買いされる昨今、中古の農機具はやや取り残された感があるのも事実です。地味な存在ではありますが、中古の農機をとても欲しがっている方もいますし、まだ使えるのにお蔵入りさせている農家さんもいます。「そんな方々をつないで両方が満足できるホームページがあったらどうだろう」。そんな想いでできたのが「ノウキナビ」です。
私たちは、「これからの農業を救うのはITだ」という考えで、いち早くインターネット事業を立ち上げていました。農機具屋にはちょっと珍しい部門でつくったのが「ノウキナビ」という中古農機売買サイトです。中古農機の「売りたい」と「買いたい」に対して、インターネットを通して優良な販売店や農家さんを結び、「買ってよかった」「売ってよかった」の輪を日本中に拡げています。
中古農機に光を当て、良好なカタチで流通させる「ノウキナビ」。現在、登録販売店は213件、登録農家件数は873件におよび、着実に伸長。東京と大阪に営業所を開設しています(2017/5/10現在)。
インターネット事業では、「ノウキナビ」以外にも、「農家直売どっとこむ」というショッピングサイトも運営しており、農家さんが手塩にかけて育てた作物をインターネットを介して、全国のお客様に届ける仕組みをつくっています。こんな地道な活動が、日本の農業の“元気の素”になってくれればと願っています。
いかがだったでしょうか、ローカルはローカルならではの想いでWebを活用し、地元の方々を応援したり、地方を全国区にしたりしています。
こんな地道な活動も「ビーズクリエイト」の仕事です。