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集客企画・広告運用(マーケティング)

長野県でマーケティングオートメーションをいち早く導入サポートできる人材になるための私的事始め

こんにちは。Webデザイナーの野尻です。
最近読んだ本の影響で「人工知能の活用」を、どう仕事に取り入れるかが気になる今日この頃です。

前回のブログ記事では、人口知能を用いたギャラリー&リンク週「にてるのあつめ」を紹介させて頂きました。
【人工知能】をWeb制作に活用!ギャラリー & リンク集「にてるのあつめ」がすごい

人口知能を活用するうえで特によく考えなければならないこと、それは「自動化」とそれに伴う「効率化」と思います。
ということで、今弊社でも導入が検討されている「マーケティングオートメーション」という概念と、選択肢となるツールについて調べてみました。

マーケティングオートメーションとは?

マーケティングオートメーションとは、読んで字のごとく「マーケティング活動を自動化」するためのの方法論ということになります。つまりマーケティング活動を効率化するための手段のひとつです。
企業のマーケティング活動において、人手で繰り返し実施していた定型的な業務や、人手では膨大なコストと時間がかかってしまう複雑な処理や作業を自動化し、効率を高めるための仕組み、またはそれらを実現するツールなどを指す場合もあります。
2014年ころからアメリカで導入が進み、現在ではかなり一般化しているのに対し、日本ではかなり遅れをとっているようです。
現に、2017年11月現在「長野県 マーケティングオートメーション」で検索しても、具体的に導入をサポートできる企業は県内ではほとんどヒットしない状況です。

マーケティングオートメーションでどんなことができる?

大別すると下記のような4つの要素に分かれているようです。

  • 顧客のデータベースを管理する
  • 将来、顧客になるであろう人物を大量に創出する
  • 顧客とコミュニケーションを行い、成約確度を把握すると同時に向上させる
  • 成約確度の高そうな顧客を選び、セールスしていく

現在行っているウェブマーケティングの中で、どんな課題があり、それをマーケティングオートメーションで解決できるのか、またそれが一番効率的なのか、導入の際にはよく検討する必要がありそうです。

人工知能とマーケティングオートメーション

私が気になっている、「人口知能の活用」をマーケティングオートメーションとからめて紹介してくれているサイトがありました。

人工知能を搭載したECサイト向けのマーケティングオートメーションサービス
https://ecclab.empowershop.co.jp/archives/5177

特にECサイトにおいて、顧客との関わりを自動化できるマーケティングオートメーションは、かなり親和性が高いようです。
上記の記事で紹介されていたサービスと、特徴をまとめてみました。

B→Dash

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https://bdash-marketing.com/
自動的に“ROI(投資額に対して、どれだけ利益を生み出せるかの比率)の最大化”を図る

  • 集客施策から顧客管理におけるマーケティングプロセスを全自動化
    • マーケターがより多くの時間を戦略策定に割けるようになる
  • 他ツールとの接続なしのワンプラットフォーム
    • 通常のマーケティングプラットフォームは他ツールとの連携・接続によって構成されている
  • 企業のマーケティングプロセス全体を一元管理することが可能

Bemattch

スクリーンショット 2017-10-31 18.03.01

https://bemattch.com/
ユーザーの離脱ポイントなどの“水漏れポイント”を見える化し、お客様ごとに最適化したナビゲーションを表示させる「One to One接客」を可能に

  • タグをウェブサイトに埋め込むだけ稼働
    • 5分で導入可能。手軽
  • データが貯まるとそのデータを基に顧客の特性を機械学習する
    • 送客に成功したユーザーの特徴と似たユーザーの動きを特定し、表示する
    • ユーザーの特性を6つに分けて、そのデータを基に人工知能が学習し、特定のユーザーに対して、最適なアクションを決定

SPIKE

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https://spike.cc/
ユーザー行動を人工知能がリアルタイムで分析し、最適なタイミングで最適な販促施策を実施

  • 行動パターンからユーザーをいくつかのグループに自動分類
    • 最適なタイミングで最適なユーザーに割引クーポンやポイントなどを付与することで、購買率を最大化
  • 導入は最短1分
    • 専門知識不要でタグを設置するだけで利用できる
  • 初期導入作業や運用開始後のPDCAサイクルをまわす運用フローはすべてSPIKE側で解析し最適化する
  • 運用コスト0で導入できる

ZenClerk

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https://www.zenclerk.com/
人工知能によるユーザーの感情解析によって最適な販促を実現する

  • ユーザーのマウスの動きやスクロールを統計・行動経済学にのっとりリアルタイムで分析
    • サイト閲覧者にクーポンなどのインセンティブを与える
  • アクションを行わないという選択を含めた様々な種類のアクションを行なう
    • 自動的にABテストを行い施策の効果を明確化し、改善していく
    • 購入意欲があって迷っているユーザーの引き上げが望める
  • 初期費用、月額費用が無料
    • タグ設置後30日間無料体験が可能
    • ABテストによって改善した売上に対する成果報酬体系

マーケティングオートメーションはあくまで「手段」

色々調べている中でよく目にしたのは、「マーケティングオートメーションの導入を目的化してしまうと必ず失敗する」というフレーズでした。
たとえば、マーケティングの「作業コスト削減」であったり、「収益増加」など、きちんと目的を見据えた導入を検討しないと、コストだけが発生して何の成果も得られないというパターンに陥りがちと先人達は口をそろえて仰っています。
このあたり、ウェブサイトと考え方は一緒なので非常によくわかります。
「手段が目的化」しないように気を付けながら、導入を検討することが必須!
ただ、タグ設置だけで試験的に導入できるサービスはいくつかあるため、実際に運用しつつ勉強することもアリなのかもしれません。
しかし、そもそもきちんとしたマーケティングを行うことができる土台があることが先決ですので、今後ともマーケティングの勉強は怠らないよう、努めて行きたいと思います!