時どき、「渡りに船」に乗って「救いの神」がやってくる。
半年前、ここビーズクリエイトに入った頃、『Webの世界で何ができるんだろう?』って、思ってました。40年ぐらい、東京の広告会社でクリエイティブの仕事はしてたけど、インターネットは、自分のホームページやブログをつくったりしただけでした。
そんなこんなで、戸惑いながらの毎日を送っていたら、なんだか、救いの神というか、渡りに船というか、棚からボタモチというか(ちょっと違うか?)、紙媒体の仕事がきてくれたじゃないの。
この会社は、もちろんWebが主体だけど、印刷モノとかもやっていて、印刷会社ともケッコウ濃い関係だったりするんです。舞い込んできたのは、自社のニュースを新聞みたいなカタチで地元の人たちにインフォメーションする小冊子。昔やっていた新聞広告に近い仕事だったので、水を得た魚のように、酒を得たわたしのように、筆が進みました(キーボードの場合はなんていうんだろう?)。
それにしても、Web会社に半年身を置いてみて、『インターネットと印刷物のスピードの差ってなんなの?』って、思っちゃいましたた。印刷物の場合は、2週間ぐらい取材したり、撮影したり、原稿書いたり。入稿してから8日目に初校が出て、3日後に二校。2日後に校了して、そして印刷。我われの時代に比べるとチョ~早いと思うけど、インターネットでこんなに時間をかけてたら、情報が腐っちゃう。
デジタルの時代になって、新聞とか雑誌とかアナログ的なものは廃れる一方(意外に雑誌はガンバッているらしいけど)。でも、逆にアナログの代表格の運輸関係は、過重労働とかでタイヘンな騒ぎになっている。皮肉なものですね。
こないだ、同世代で元新聞社に勤めていた友人と飲んだ時、「我われ、いい時代に働いて、いい頃合いにリタイヤしたんだよ」って慰めあいました。ただ、わたしは65歳になって、この会社に拾われ、インターネットの仕事をしている。嬉しいことに、たまにオアシスにいるみたいな昔懐かしい仕事もできる。
わたしはもともとポジティブな人間だと思っていますが、最近、『ひょっとして、オレの人生って、けっこうツイてるんじゃないの?』って、ますますノ~天気になっている今日この頃です。