【会計初心者向け】これだけは知っておきたいビジネス会計(序章)
はじめまして!
ビーズクリエイトの財務部門を担当している「カンバヤシ」と申します。今月から私もブログを発信することになりました。よろしくお願いします。実は私、10月に新たに採用してもらいまして、入社してからまだ2ヶ月程になります。
入社当日、緊張120%で出社した私が案内されたデスクにあったものが以下の写真です。
なんと、新品のMacBookAir ヽ(^o^)丿かっこいい
Macなんですね。IT系の会社はMacなんですね。早速開封の儀をとりおこない、今までウィンドウズしか使ったことのない私は、パソコンの設定も全部してもらい、パソコンの使い方を覚えるところから、初日の業務をスタートすることができました。
新しいパソコンや綺麗なデスクはもちろん嬉しかったですが、職場のみんなが新入社員を歓迎してくれて嬉しかったこと、おかげですぐに馴染むことができた(と思っている)ことを覚えています。ごくごく当たり前のことですが、チームで働く上で非常に大事なことだなあって思います。
さて、本題に移ります。(^_-)-☆
さて、ブログ何を書こう。今までブログなんて書いたことありませんでしたので、ボキャブラリーがありません。ネタがある程度続きそうで、ある程度お役にたてそうな内容を考えた結果、テーマは「会計」にすることにしました。
『会計初心者でもわかるように、会計をビジネスに活かすための会計力を身に着けること』を目標に、記事を発信していきたいと思います。
ITリテラシーを真似て、「会計リテラシー」と名付けよう!これは名案だ!」と思ったのですが、既に会計リテラシーという言葉は世の中にあるようですね。残念。
第一回目のテーマは、『中小零細企業の会計の実態』についてです。まあ、中小零細企業といいましてもいろいろありますので、『とあるA社の会計の実態』としましょう。実は私、前職では色々な中小零細企業の社長様と会計についてお話しする仕事をしていました。その中であった話をしたいと思います。
A社社長 (以後「社長<(`^´)>」といいます) と 私)^o^( の会話
私)^o^( 「今期もお疲れ様でした。」
社長<(`^´)> 「この決算書をみてくれ。どう思う?」
私)^o^( 「そうですね。当期利益は300万円出ましたね」
社長<(`^´)> 「どうして利益が300万円もあるんだ?通帳はすっからかんなのに。いつも気になっていたんだが、この決算書、何か間違っているんじゃないか?」
そうなんです。このようなことがA社では日常的におきています。A社だけではありません。多くの日本の中小企業でこのようなことはおきています。
利益が300万円出ているのだから、通帳も300万円増えるはずだ。これは誰もが考えることだと思います。しかし、A社は1年間で利益が300万円出たにも関わらず、通帳は300万円増えるどころか、100万円減っていたのです。社長が決算書に間違いがあると言ったのにも不思議はありません。
A社 | 1月1日 | 12月31日 | 差額 |
利益 | 0円 | 300万円 | +300万円 |
資金 | 1000万円 | 900万円 | -100万円 |
結論から言いますと、A社は儲かっていませんでしたし、決算書に間違いはありません。間違っていたのは『決算書の見方と決算書の作成方針』でした。
私)^o^( 「社長、残念ながら決算書は間違っていないと思います。」
社長<(`^´)> 「じゃあどうしてこんなに利益と資金にはギャップがあるんだ?」
私)^o^( 「それは、決算書の利益は、税金を計算するための利益だからです」
社長<(`^´)> 「???・・・私が知りたいのは、会社が儲かってるかどうか、儲かっていないならどうやったら儲かるかということだ。今までこの決算書をもとに営業計画を立ててきたが、それは間違いだったのか?」
私)^o^( 「決算書をそのまま見ては会社の本当の姿はわかりません。社長、毎年決算書を作っていますが、それは税務署に申告が必要だからですよね。これからは会社が儲かるための決算書を作りましょう!」
こうして私)^o^(と社長<(`^´)>の儲かる会社になるための仕組みづくりが始まりました。
つづく!